あす井岡一翔が4階級制覇かけパリクテ戦 「ダラダラやるつもりない」勝って再び海外へ

 あす19日幕張メッセでゴングとなるトリプル世界タイトルマッチの計量が18日、東京ドームで行われ、メインのWBO世界S・フライ級王座決定戦は、同級2位の井岡一翔(Reason大貴)が52.0キロ、同1位アストン・パリクテ(比)がリミットの52.1キロであすの試合に進んだ。  一連の行事でずっと好調をアピールしていた井岡はこの日もいい表情だった。「あとは栄養を入れてゆっくりリカバリーをしたい」とリラックスした様子で話した。  17年大みそかに引退を表明し、昨年7月に日本人選手初の4階級制覇と海外進出を掲げてカムバック。9月アメリカでの復帰戦をはさみ、大みそかマカオでの4階級制覇挑戦は失敗したが、2年2ヵ月ぶりの日本リングで再挑戦のチャンスをつかんだ。  今回、WBO・S・フライ級王座を獲得し、再び海外を主戦場にするというのが井岡の思い描くプランだ。「日本で試合ができることはすごく感謝の気持ち。でもそこに甘んじて、日本でダラダラやるつもりはない」と井岡。まずはあすのパリクテにすべてをかける。  パリクテの自信満々ぶりも来日してから一貫している。来日前に母国の英雄マニー・パッキャオから「がんばりなさい」と激励を受けたパリクテは「十分に準備をしてきたので勝つ自身はある」とこの日も繰り返した。  試合当日は「127ポンドぐらいにする」と約5.1キロの増量を予告。体格とパワーで井岡を上回っているのは間違いない。試合の模様はTBS系列で19日午後9時から生中継される。

袴田事件の漫画 第5回『釈放』が好評公開中

 無実を訴える元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さんの事件を描いた漫画『スプリット・デシジョン~無実の元プロボクサー~』(制作:日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会、作画森重水)の第5話「釈放」が15日から東日本ボクシング協会のホームページで公開されている。英語版は第4話まで公開済み。http://jpbox.jp/hakamada-manga.html  第5話は静岡地裁が袴田さんの主張を受け入れて再審開始を決定し、袴田さんが48年ぶりに釈放された感動のシーンを、裁判所が認定した事実とともに描かいている。  現在はこの静岡地裁の決定を東京高裁が取り消してちょうど1年。袴田さんの戦いは終わっていない。その内容は来月に公開される最終の第6話に続く。  また、作画を担当した元プロボクサーの森重水さんが今月、袴田さんと初めて面会。「話してくれることはありませんでしたが、お元気そうな様子で、食事を一緒に食べてくださりました」と感激した様子だった。写真提供:森重水さん

“シングルマザー”藤原芽子が韓国で世界初挑戦

 真正ジムは17日、OPBF女子フェザー級王者の藤原芽子(わかこ=38)が今月29日に韓国・仁川でWBA女子世界S・フェザー級王者、崔賢美(28=韓国)に挑戦すると発表した。世界初挑戦の藤原は17歳の高校3年生の娘をはじめ3人の子ども育てるシングルマザー。「子どもたちも応援に来てくれる。倒すか、倒されるかの試合をして勝つ」とタイトル奪取を誓った。  20歳で結婚し、3人の子どもを育てながら真正ジムへ健康維持のためトレーニングに通っていた。31歳で離婚、ジムの勧めで年齢制限ぎりぎりの32歳でプロテストに合格。14年10月のデビュー戦はディフェンスがいまひとつで、KO負けを喫した。  子どもに励まされ、午前9時から夕方まで兄が経営するフィットネスジムでインストラクターとして働いた後、長谷川穂積、久保隼、山中竜也ら世界王者にまじって地道に練習を積んだ。昨年、フェザー級で日本とOPBF王座を獲得。8勝3KO2敗の戦績で「パワーも精神的にも強くなれた」と自信をつけ、初の世界に挑む。  王者の崔は16勝4KO1分無敗。北朝鮮のアマチュアで活躍。08年、韓国でのプロデビューがWBA世界女子フェザー級王座決定戦。3-0判定勝ちして王座に就き、7度防衛して王座を返上した。  13年8月に行われたWBA世界女子S・フェザー級暫定王者決定戦で風神ライカに判定勝ち、同年10月に正規王者のタイトルが剥奪されたことで正規王者に認定された。水谷智佳(宮田)、三好喜美佳(川崎新田)らの挑戦を退けており、今回が6度目の防衛戦。  4団体世界王者を目指し、ジムでともに練習を積む多田悦子(真正)は「崔はレベルの高い選手。これまでにない、ピリピリした試合になると思うが、ショートフックをヒットしたい。それにボディが狙い目」と藤原にアドバイスを送っていた。

京口紘人「パワーの差を見せる」胸囲で挑戦者圧倒

 19日幕張メッセのセミに登場するWBA世界L・フライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)も17日、ワタナベジムで挑戦者10位のタナワット・ナコーン(タイ)とともに予備検診を受けた。  京口はタナワットとの身長差が2センチ弱と知り「それほど長身じゃないので戦いやすいと思う」と冷静にコメント。胸囲で10センチ近く上回ったことを指摘されると、「数字の通りパワーの差を見せつけたい。相手に何もさせず最後はKOで勝てればと思う」と言葉に力を込めた。  対するタナワットはこの日もニコニコと笑顔を浮かべながら「パワーの差はボクシングスタイルでカバーできる」とサラリ。リミットまであと1ポンド(約450グラム)とのことで、調子はなかなか良さそうだ。 ■WBA・L・フライ級予備検診     京 口   タナワット 身 長 161.8cm  163.5cm 頸 周 38.5cm   35.5cm 胸 囲 92.5cm   83.0cm リーチ 163.0cm  162.0cm 視力 左0.5右0.5  左1.5右2.0  WBO女子世界S・フライ級王座決定戦に出場する吉田実代(EBISU K’s BOX)は大勢の報道陣を目にして「少し緊張している」と告白したが、「プレッシャーを力に変えてきたのでここにいると思う」とすぐさま強気の発言。「自分の持っているものを出せば結果につながると思う」と続けた。  吉田と王座を争うケーシー・モートン(米)は「この試合を長年待ち焦がれていた。この日のためにハードなトレーニングを積んできた」と気合いのコメント。互いの気持ちがぶつかり合う激しい一戦を予感させた。 ■WBO女子S・フライ級予備検診     吉 田   モートン 身 長 161.0cm  158.4cm 頸 周 33.0cm   33.5cm 胸 囲 84.5cm   88.0cm リーチ 162.0cm  165.0cm 視力 左1.2右1.2  左1.5右1.5

吉田実代が対戦相手と初対面「プレッシャーを力に」

19日に幕張メッセで行われるボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦の予備検診が17日、都内で実施された。東洋太平洋、日本バンタム級王者吉田実代(31=EBISU K’s BOX)とケーシー・モートン(35=米国)はこの日が初……

王者京口紘人パワー有利 相手との胸囲9・5センチ

19日に幕張メッセで行われるボクシングWBAライトフライ級タイトルマッチの予備検診が17日、都内で実施された。 王者京口紘人(25=ワタナベ)は、挑戦者タナワット・ナコーン(26=タイ)に身長で約1・7センチ劣るが、首回りは3センチ、胸……

4階級制覇挑む井岡、予備検診で珍し「成長期かな」

19日に千葉・幕張メッセでのボクシング・トリプル世界戦の予備検診が17日に都内で行われた。4階級制覇再挑戦のWBOスーパーフライ級2位井岡一翔(30=Reason大貴)は身長165・4センチ、リーチ169・2センチ。王座決定戦で対戦する……

井岡一翔が過去最高宣言「リップサービスではない」

 あと2日に迫ったトリプル世界タイトルマッチ(19日、幕張メッセ・イベントホール)の予備検診が17日、東京・五反田のワタナベジムで行われ、出場6選手が顔をそろえた。  メインのWBO世界S・フライ級王座決定戦で同級1位アストン・パリクテ(比)と対戦する2位の井岡一翔(Reason大貴)は「リップサービスとかじゃなく、過去最高という感覚がある」と絶好調をアピールした。  リーチでパリクテより6.3センチ短いことを指摘されると、「パリクテ選手より背もリーチもある選手とスパーリングをしてきて手ごたえを感じている」と涼しい顔。本人は「細かい数字は気にしない」と流したが、フィジカルトレーニングで首や胸が太くなっていることも明らかになった。  体重もリミットまであと1キロという井岡は減量で苦しんでいる様子もなく、ピリピリ・ムードとも無縁で、口も滑らか。「自分のためというより、期待してくれる人、応援してくれる人にこたえたい」とも話した。  一方のパリクテも落ち着きがあってコンディションはよさそう。身長とリーチで上回っている点を問われると「大きなアドバンテージになる」とコメント。中間距離だけでなく「接近戦でも自信がある。KOでも判定でも勝つ」と力強く言い切った。 ■両選手の主な検診結果     パリクテ  井 岡 身 長 169.5cm  165.4cm 頸 周 36.0cm   36.5cm 胸 囲 84.5cm   89.5cm リーチ 175.5cm  169.2cm 視力 左0.9右1.0  左2.0右1.5

世界選手権日本代表に自衛隊・村田昴、拓大・梅村錬

ボクシング男子の世界選手権(9月・ロシア)の代表選考会が16日まで東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、フェザー級は村田昴(自衛隊)、ライトヘビー級は梅村錬(拓大)が代表に選出された。…

ヒューリー圧勝 アラム氏「アリ以来のカリスマ」 ワイルダーと再戦は来年第1四半期か

 元ヘビー級統一王者タイソン・ヒューリー(英)が15日(日本時間16日)、米ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナに登場。WBO同級2位トム・シュワルツ(ドイツ)に2回2分56秒TKO勝ちした。  昨年12月、無敗のWBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)と引き分けて以来のリングとなったヒューリー。米大手プロモ-ション、トップランクと契約後、初の試合でもあった元王者は星条旗をあしらったガウンとトランクス姿。初回から持ち味のフットワークを駆使し、2メートル7センチの長身からジャブを繰り出した。  2回にはサウスポーにスイッチして右ジャブ、左アッパーでシュワルツを追い込んだ。鼻血を出したシュワルツはヒューリーのジャブのような右であっけなくダウン。立ち上がってファイトしたものの、最後は戦意喪失気味にTKOの宣告を受けた。  ヒューリーは試合後、歌を熱唱するなど相変わらずのパフォーマーぶりを発揮して観客を沸かせた。戦績は28勝20KO1分。アメリカ初登場でいいところなく敗れたシュワルツは24勝16KO1敗。  ESPNの報道によると、トップランク総帥のボブ・アラム氏は「ヘビー級で彼に勝てる選手はいない。好調ないまならワイルダーも5ラウンド持たないだろう。こんなカリスマ性のあるボクサーはモハメド・アリ以降見たことがない」と上機嫌。まだ何も決まっていないと前置きしながらも、再戦について「来年の第1四半期、ここラスベガスで」と明言した。  同じリングで行われたL・ヘビー級10回戦は、サリバン・バレラ(キューバ)がジェシー・ハート(米)い3-00判定勝ちした。スコアは99-90、96-93、97-92。Photos by Mikey Williams/Top Rank