NYトリプル戦 ブローナー、チャーロ兄ら計量合格

 ニューヨークのバークレイズセンターで現地時間明日21日挙行されるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)シリーズの計量が20日行われた。メインの12回戦と世界タイトル戦2試合に出場する6選手は全員合格した。  メイン出場のエイドリアン・ブローナー(米)は1回目144.2ポンドを計測。相手のジェシー・バルガス(米)は143ポンド3/4(65.20キロ)。ブローナーは全裸になり契約ウエートの144ポンド(65.32キロ)に落とし事なきを得た。直前の賭け率は「ほぼイーブンとなっている。  セミ格のWBCミドル級暫定王座決定戦は、WBC1位ジャモール・チャーロ(米)がリミットの160ポンド(72.57キロ)、相手のウーゴ・センテノ(米)が159ポンド1/2(72.35キロ)をマーク。 「3月予定の試合が延期された時はイライラしたけど、実現できてうれしい」とチャーロ。センテノは「チャーロは兄弟で私に心理戦を仕掛けるけど最後に勝つのは私だ」と返した。  同じくS・フェザー級のWBA王座決定戦は前IBF王者ジェルボンテ・デイビス(米)が129ポンド(58.51キロ)、前WBAフェザー級“レギュラー”王者ヘスス・クエジャール(アルゼンチン)が129ポンド1/4(58.63キロ)を計測。リミット130ポンドをクリアした。  昨年8月の防衛戦で体重超過によりIBF王座をはく奪されたデイビスは3試合ぶりに計量1回目で合格。試合はWBA“スーパー”王が争われることになった。同“レギュラー”王者にはアルベルト・マチャド(プエルトリコ)が君臨する。Photos:Amanda Westcott/SHOWTIME

あすフランプトンvsドネア WBOフェザー級暫定戦

 英ベルファストのSSEアリーナで21日ゴングとなるWBO世界フェザー級暫定王座決定戦の前日計量が現地で行われ、同級4位カール・フランプトン(英)と同8位ノニト・ドネア(比)がともにリミットをクリアした。  16年にS・バンタム級で同胞のライバル、スコット・クイッグとの統一戦を制しIBF&WBA王者となったフランプトンは、その勢いでレオ・サンタクルス(メキシコ)も撃破。WBAフェザー級スーパー王者となったが、昨年1月、サンタクルスとの再戦に敗れて無冠に。11月に再起してドネアとのビッグファイトを迎えた。  一方、35歳の元5階級制覇王者ドネア(38勝24KO4敗)は16年11月、ジェシー・マグダレノ(米)に敗れてWBO・S・バンタム級王座を失って以来の世界王者返り咲きを目指す。  WBOフェザー級は王者オスカル・バルデス(メキシコ)が3月10日のスコット・クイッグ(英)戦に勝利して4度目の防衛に成功。しかしアゴを骨折するなど復帰に時間がかるため、WBOが暫定王座戦を認定した。ドネアが勝てばバルデスとの対戦を義務付けられる。  セミのWBO世界バンタム級タイトルマッチ、王者ゾラニ・テテ(南ア)と挑戦者オマール・ナルバエス(亜)も計量に合格した。

7.21姫路 清瀬天太が元王者オーレードンと対戦

 日本バンタム級8位の清瀬天太(姫路木下)が7月21日、兵庫県の姫路ウインク体育館「BIG FIGHT BOXING vol.50」で元WBC世界ミニマム級王者オーレードン・シッサマーチャイ(タイ)とバンタム級10回戦を行う。  清瀬は14勝6KO2敗1分の21歳。14年の西日本バンタム級新人王で、昨年11月にジョー・テホネス(比)との王座決定戦を制してWBCユースS・バンタム級王座を獲得。さらなる飛躍を目指してタイトル挑戦を模索していたが、今回は元世界王者を迎えることになった。  オーレードンは32歳で67勝28KO1敗1分と清瀬の4倍の戦績を誇る。11年2月、神戸で井岡一翔にWBCミニマム級タイトルを失ったのが唯一の黒星で、その後はクラスを上げてWBCインターナショナルS・フライ級王座を獲得、防衛するなどキャリアを伸ばしている。  現在の世界ランキングはWBAバンタム級11位。清瀬が地元に強豪を迎えて一気に世界ランキング獲得を狙う。

NYトリプルヘッダー会見 WBCミドル級暫定戦も

 今週土曜日21日(日本時間22日)ニューヨークのバークレイズセンターで行われるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)シリーズの記者会見が19日同地で開催された。  カードは元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(米)vs元WBOウェルター級王者ジェシー・バルガス(米)のウェルター級12回戦をメインに、ジャマール・チャーロ(米)vsウーゴ・センテノ(米)のWBCミドル級暫定王座決定戦、ジェルボンテ・デイビス(米)vsヘスス・クエジャール(アルゼンチン)のWBA・S・フェザー級“レギュラー”王座決定戦。  ミドル級戦は王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がWBC1位チャーロとの指名試合から遠ざかるため行われる暫定王座決定戦。「ウーゴは私を過小評価しているようだが、絶対そうならない。この試合でビッグネームたちと渡り合えることを証明する」とチャーロ。 「脇腹の負傷はたいへんだったけど、その後トレーニングを積み、驚異的なコンディションに仕上がっている。これは別のレベルに上がる機会だ」とセンテノ。負傷で試合を延期したハンディを克服しアップセットを目指す。  WBA正規チャンピオンの村田諒太(帝拳)が先日の初防衛成功後、3団体統一王者ゴロフキンの首を狙うと明言。WBC暫定戦の行方もミドル級の動向を左右する試合だけに、大いに関心が集まる一戦だ。  メインを張るブローナーは「私は彼とレベルが違うことを証明する。私の周辺にネガティブな雰囲気が流れているが気にしない」と発言。問題児ぶりが話題になるが、すでに7人の子持ちでまだまだリングで稼がなければならない。対するバルガスは「身長とフィジカルの強さのアドバンテージがある。私はナチュラルなウェルター級だ」と語り、勝利を誓った。  アンダーカードのS・フェザー級戦は元王者同士の決定戦。前IBF王者デイビスは体重オーバーで無冠になったが復帰戦で戴冠のチャンスが訪れた。ランキングはクエジャールが1位。WBAはアルベルト・マチャド(プエルトリコ)が正規チャンピオンで、この一戦のあとどんな動きがあるのか注目される。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME

7.14カニサレスV1戦 相手は最速奪取狙う中国選手

 日本のリングに2度上がっているWBA世界L・フライ級王者のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)が7月14日、マレーシアのクアラルンプールで開催されるマニー・パッキャオ(比)vsルーカス・マティセー(亜)の前座で初防衛戦を行う。  カニサレス(20勝16KO1分)は3月に神戸で小西伶弥(真正)との王座決定戦を制してタイトルを獲得。初防衛戦が1万6000人収容のアシアタ・アリーナという大舞台となった。  このWBA・L・フライ級はかつてカニサレスと引き分けた田口良一(ワタナベ)がスーパー王者に君臨。1位には日本王者の久田哲也(ハラダ)がランクされており、カニサレスの動向は気になるところだ。  挑戦者12位の呂斌(ルー・ビン=中国)は何とプロ2戦目での世界挑戦となる。これまでの世界タイトル最速奪取記録は、センサク・ムアンスリン(タイ)とワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の3戦目。アマチュアを統括するAIBAが立ち上げたプロリーグで試合経験のあるロマチェンコの試合数はさまざま解釈があるが、いずれにしてもルーが勝利すれば新記録である。  ルーは元トップアマで、2012年のユース世界選手権で金メダル、13年アジア選手権は銅メダル、16年のリオデジャネイロ五輪に出場してベスト16という戦績。昨年9月のデビュー戦はタイ人選手を相手に3回TKO勝ちだったが、はたしてどのような結果になるのだろうか。  ほかにIBF世界フライ級王座決定戦が、3位モルティ・ムサラネ(南ア)と5位ムハマド・ワシーム(パキスタン)の間で争われる。かつて同王座を4度防衛した返上したムサラネは35勝24KO2敗。世界初挑戦のワシームは8勝6KO無敗。

尾川堅一処分軽減も資格停止6カ月、現役続行を希望

 昨年12月に米ラスベガスで行われたボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で新王者となった尾川堅一(30=帝拳)が、米ネバダ州コミッションから6カ月間の資格停止処分を受けた。19日に帝拳ジムが記者会見を開き、発表した。1月、……

高山勝成が調停申し立て 東京五輪予選出場目指す

 プロの元世界王者で東京五輪ボクシング競技出場を目指している高山勝成さん(34=名古屋産大2年)が19日、大阪市北区の大阪弁護士会館で記者会見し、プロ経験者のアマ選手登録を認めない日本ボクシング連盟(山根明会長)とその上部組織の日本オリンピック委員会(JOC)に対し、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)へ調停を申し立てたと発表した。  WBO世界ミニマム級王者だった高山はタイトルを返上して昨年4月にプロを引退。名古屋産業大学に進学、教員免許を取得してボクシング指導者への道を歩み出した。  同時に東京五輪出場を現役生活のラストチャンスと位置づけ、アマ資格を取得して五輪予選の出場を目指している。しかし、アマを統括する日本ボクシング連盟はプロ経験者の試合出場を認めておらず、高山の願いは届かないまま。  国際ボクシング協会(AIBA)は2016年のリオ五輪からプロ選手の出場を解禁していることから、昨年7月に「高山勝成選手のアマチュア登録を支える会」が発足し、連盟に規則改正を求めるために全国で署名活動を続けている。  これまでに約2万5000人の署名が集まり、高山は今年3月7日、JOC副会長の橋本聖子参院議員を訪問、署名を手渡して希望を訴えた。同日午後、大阪のアマ日本連盟事務所を訪れて、アマ登録申請書と署名を渡そうとしたものの、日本連盟側はインターフォン越しに「責任者が不在」として面会しなかった。  支える会事務局の岡筋泰之弁護士はその後、再度訪問の連絡をとったが対応はなく、簡易書留で書類を郵送したものの、受け取りを拒否、返送されたことからJASSへの調停を申し立てることにしたという。JOCには日本連盟に適切な助言や指導を求めるという。  弁護団とともに会見した高山は「いまもしっかり練習を続けています。東京五輪の時は37歳になり、ラストチャンス。とにかく話し合いの場を設けてほしい」と胸の内を語った。  JSAAはJOCが設置した国内のスポーツ紛争を公正、迅速に解決するための組織。「スポーツ調停」では、当事者間の話し合いに弁護士が務める「調停人」が同席し、助言して和解へと導く。原則3か月以内に終了。弁護士、教授ら3人で構成された「仲裁パネル」に最終判断を仰ぐ「スポーツ仲裁」も行っており、こちらは原則3週間で決着する。

高山勝成が調停申し立て、アマで東京五輪目指す

 ボクシングで日本初の世界主要4団体制覇を果たし、アマチュアとして2020年東京オリンピック出場を目指す高山勝成選手(34=名古屋産大)が19日、自身のアマ登録を認めない日本ボクシング連盟と日本オリンピック委員会(JOC)を相手に日本ス……

尾川堅一に6カ月資格停止処分、昨冬世界戦無効試合

 昨年12月に米ラスベガスで行われたボクシングのIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチで新王者となった尾川堅一(30=帝拳)が、米ネバダ州コミッションから6カ月間の資格停止処分を受けることになった。19日に帝拳ジムが記者会見を開き、……