京口紘人はKOならず 初防衛成功も不完全燃焼

投稿者: | 2019年6月19日

 WBA世界L・フライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が19日、幕張メッセ・イベントホールのセミで挑戦者10位タナワット・ナコーン(タイ=サタンムアンレック・CPフレッシュマート)に3-0判定勝ちで初防衛に成功した。スコアは117-111×2、117-112。

 昨年大みそか、マカオでヘッキー・ブドラー(南ア)から王座を奪い、2階級制覇を達成した京口の初防衛戦。「格下と言われている相手を圧倒する」と自らにプレッシャーをかけてリングに上がった京口は、言葉通り初回から攻めた。

 京口がジャブを突きながら圧力をかけ、たちまちサウスポーのタナワットにロープを背負わせた。ガードを固めるタナワットにパワフルなボディを打ち込む。スタートからKOを意識した戦いぶりだ。

 2回はチャレンジャーがクラウチング・スタイルで頭をつけてチャンピオンに対抗した。京口は左右のアッパー、ボディブローで攻め、タナワットも盛んにボディを打って応戦。京口は3回にワンツーを決めた。

 ここから突き放したい京口だったが、タナワットは慣れてきたのか、上体のボディワークを使って京口のパンチをうまく外し、左カウンターを狙うというスタイルで試合を組み立て始める。京口の勢いが止まった。

 ミスブローの増えた京口は中盤、再度「下から」を意識しなおして攻め続け、単発のパンチを時折ヒットさせたものの、リング上で笑みを見せる挑戦者のカウンターをもらうシーンもあり、攻撃のピッチを上げることができない。

 それでも前に出る京口は10回にボディで挑戦者を追い込むと、右フックを決めてグラつかせる。すかさずラッシュしたが、タナワットはここもディフェンス技術でしのぐ。タイ人がラスト2ラウンドもしのぎ、判定決着となった。

 京口は13勝9KO。リング上で「タフな相手に圧倒するのがテーマだったのに、不甲斐ない試合をして申し訳ない。採点以上に差のない試合だった。大きなことは言えないけど、統一戦目指してがんばります」と話した。タナワットは11勝5KO1敗。

■L・フライ級世界王者
WBAスーパー 京口紘人(ワタナベ=V1)
WBA カルロス・カニサレス(ベネズエラ=V2)

WBC 拳四朗(BMB=V5)
※7月12日ジョナサン・タコニン(比)と防衛戦

IBF フェリックス・アルバラード(ニカラグア=V1)

WBO アンヘル・アコスタ(プエルトリコ=V3)
※6月21日エルウィン・ソト(メキシコ)と防衛戦

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