船井龍一が右一撃 IBF・S・フライ級挑戦権獲得

投稿者: | 2018年11月10日

 IBF・S・フライ級王座決定戦が10日、後楽園ホール「DANGAN216」で行われ、同級3位でWBOアジアパシフィック王者でもある船井龍一(ワタナベ)が同7位ビクター・エマニュエル・オリボ(メキシコ)に2回2分9秒TKO勝ち。現在のIBF同級王者は6度防衛中のジェルウィン・アンカハス(比)。

 体格で上回る船井は慎重な立ち上がり。2回途中まではジャブも少なかった。様子をじっくり見ているのかと思われた矢先、オリボが右を打とうとした瞬間、船井の右ストレートがカウンターで炸裂。静かだった後楽園ホールが一気に大歓声に包まれた。

 グシャリと崩れ落ちたオリボは何とか立ち上がったが、再開後に右フックを浴びて再びキャンバスに落下し即ストップ。鮮やかなKO劇に「フナイ」コールが沸き上がった。

 船井は「KO負けのない強い世界ランカーに勝てたことは自信になった。この試合に勝てたので次は世界挑戦だと思っている。必ず勝ちます」と意気軒高。快勝の33歳は31勝22KO7敗。試合後、茫然としていた22歳のオリボは15勝7KO3敗1分。

◇S・フェザー級8回戦
正木脩也(帝拳)[2-1(77-75、77-76、76-77)]富岡樹(REBOOT)

 日本S・フェザー級2位、長身の富岡が懐の深さとフットワークを生かし、同7位の正木がワンツーでこれに迫った。正木はボディに右を打ち込み、富岡はパンチを外してジャブやボディを打ち込んだが、ともに効果的なパンチを決めることはできない。

 中盤に入ると、富岡は手数こそ少ないものの、正木を空転させてジャブをヒットするが、5回にパンチで左目尻をカットしてしまう。6回以降、富岡は攻めの姿勢を出し、パンチの交換が忙しくなる。正木の右、富岡の左が決まるシーンがあったもののいずれも浅く、決定打は生まれなかった。

 小差判定を手にした正木は11勝5KO1敗。富岡は7月、OPBF王者の中谷正義(井岡)戦に続く黒星で5勝1KO2敗1分となった。

◇日本ユース・ライト級王座決定8回戦
小田翔夢(白井・具志堅S)[2-1(77-75、77-76、75-77)]利川聖隆(横浜光)

 スピードのある小田がワンツー、左ボディを打ち込んでスタートを切るが、体格で上回る利川もプレスをかけて左ボディで対抗した。2回に利川のボディ攻撃が実ったのか、小田の足が少し止まった。

 ここからは小田が右ストレート、左ボディを決めたかと思えば、利川が左ボディ、左フックを決め返すなど、両者ともにダメージを与える展開となった。

 利川は7、8回と勝負に出た。ダメージと疲労でフラフラになりながら手を出し、小田を押し込んで攻勢をアピール。小田は右ストレートと左ボディを決めて有効打で上回り、終了のゴングを聞いた。小田は10勝8KO。利川は10勝6KO5敗。

◇日本ユース・ミニマム級王座決定8回戦
石澤開(M.T)[TKO6回46秒]井上夕雅(尼崎亀谷)

 B級デビューして4連続KO勝利の石澤と17年全日本新人王で日本同級10位の井上の無敗ホープ同士がユース王座戦でぶつかった。

 スタートは身長で上回る井上が左右のボディ、右フックなど多彩なパンチで手数で先手を取った。2回はともによく手を出し、ラウンド終盤に石澤が右アッパー、左フックを決めてジャッジをアピールした。

 中盤以降も試合は拮抗した。4回に井上がボディ打ちと左フックで攻勢に出ると、5回は石澤がジャブ、右ストレートで優勢。井上は右目じりをパンチでカットした。迎えた6回、石澤が右を決めると井上が棒立ちに。そのまま追撃してフィニッシュした。石澤は5勝5KO。井上は7勝1KO1敗1分。


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