東日本新人王決勝で北星学園余市高の存続アピール

投稿者: | 2018年10月10日

 11月4日後楽園ホールで開催される「第75回東日本新人王決勝」の発表記者会見が10日、東京・水道橋の後楽園飯店で開かれた。フライ級決勝に出場する太田憲人(ワタナベ)は、廃校のピンチに立たされている北星学園余市高の存続を訴えた。

 新人王の記者会見で太田が異例の決意表明を行った。「廃校の危機に立たされている母校の存続運動をしています。優勝して存続をアピールすると校長と約束しました」。

 北海道余市町にある北星学園余市高は高校中退者や不登校経験者らを全国から受け入れる高校として知られる。卒業生の義家弘介氏教師となり、母校に赴任して奮戦する話が『ヤンキー母校に帰る』というタイトルでテレビドラマ化されて有名になった。

 しかし、近年は少子化の影響もあり、生徒数が減少。これ以上少なくなると廃校という危険水域での学校運営が続いている。

 29歳の太田は都内の高校に進学したものの、素行の悪さで停学処分を食らい、単位も足りずに進級が困難になったことをきっかけに同校に入学。3年間の寮生活を通して「いろいろな(過去を抱えた)人がいて、人を色眼鏡で見ないこと、自己主張をすることを学んだ」という。

 高校卒業後は推薦で明治学院大に進学。就職して太ったのを機にダイエットでボクシングをはじめ、16年4月にプロデビュー。ここまでの戦績は4勝1KO無敗だ。

 対戦相手の荒川竜平(中野サイトウ)は5勝2KO2敗1分で東日本決勝は昨年に続いて2度目。今年こそはと燃えているだけに簡単な相手ではないだろう。それでも母校の名前をトランクスに入れる太田は「なんとか存続できるようアピールしていきたい」と優勝を誓った。


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