井上尚弥「マクドネルに集中」も「WBSSには出る!」

投稿者: | 2018年5月16日

 25日大田区総合体育館でWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英)に挑戦する2階級制覇王者の井上尚弥(大橋)が16日、横浜市内のジムで練習を公開。マクドネル撃破とともに、今秋の開幕が発表された賞金トーナメント「ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」への出場を熱望した。

 WBSSは既にメジャー3団体のバンタム級世界王者の出場が発表されている最強王者決定トーナメント戦。大橋秀行会長は「25日の試合が終わってから決める」と話すにとどめたが、井上本人は「勝てば出る気でいる。オファーも来ているし、出ないわけにはいかない」と胸の内を語った。

 その理由を井上は「トップと試合をすることで、自分の力を引き出してくれる何かがあると思う。自分がレベルアップできる大会、自分のキャリアが変わる大会だと思っている」と説明。強すぎるがゆえに、なかなかライバルが現れない井上にとって、大いに魅力的な大会と映るのも当然だろう。

 WBSSに出場するためには、マクドネルに勝つことが絶対条件だ。マクドネルは「自分のキャリアの中では一番強い選手だと思っている。簡単に勝てる相手ではない」と井上が語るように、長身でディフェンスがうまく、後半粘るスタミナもあわせ持つ強敵だ。

 陣営もここは勝負どころと、今回は長身のパートナーを、マクドネルと同じイギリスから2人を呼び寄せたほか、中国人世界ランカー、メキシコ人選手まで招へい。

 さらに子どもが生まれた井上のために、週に何日かはジム近くのホテルに宿泊し、親交のある和食店に夕食の用意をしてもらうなどバックアップ体制を整えた。これには井上も「最高の環境を整えてもらった」と感激だ。

 試合直前になるとほおがこけ、減量の厳しさがはっきりと顔に出るのがこれまでの井上だったが、S・フライ級からリミットが1.4キロアップしたことにより、この日は肌の色つやもよく、報道陣の前でも饒舌だった。

 試合の展開を問われた井上は「自分はスタートダッシュができますから。マクドネルが温まってないうちに効かせてやろうかな」と序盤のノックアウトも示唆。スカッと勝って、目標とするトーナメントに駒を進めるつもりだ。


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