35歳の小野心 涙の日本ミニマム級王座獲得

投稿者: | 2018年4月23日

 千里馬神戸ジム主催の「第55回ペガサスファイト」は22日、神戸市の神戸芸術センターで開かれ、メインの日本ミニマム級王座決定10回戦は、同級2位の小野心(35=ワタナベ)が先手を奪い、持ち前の粘りのボクシングで同級1位の平井亮輝(27=千里馬神戸)の反撃を許さず3-0の判定で王座に就いた。2度の世界挑戦経験を持つ小野は2013年のOPBF・L・フライ級に次ぐ王座獲得。

 互いに距離を取り合っての立ち上がり。小野がロングストレートを放てば、世界ランキングでWBO9位に入る平井がカウンターを狙う展開。効果的なパンチの交換はなく、前半は小野の手数がやや上回るかの印象で、5回終了時の公開採点は2者が小野を1、2ポイント支持した。

 6回からは挽回を図る平井が打って出たが、小野も打ち返し、この回両者がバッティングでともに目の上をカット。7回は小野が低い姿勢からストレートを決め、平井の接近を許さなかった。

 8回は小野がヘディングの反則をとられて1点減点されたものの、平井は持ち味のコンビネーションパンチを振るえずじまいで、終盤も小野が試合の主導権を譲らずゴング。

 採点は96-95、97-92、97-94と小野の右手が上がり、小野は「渡辺会長にチャンスをいただき、今回はラストチャンスとボクシング人生のすべてをかけて望みました。勝因は足を使わずに自信を持って攻めることができたからです」と涙をまじえてベルト獲得の喜びを語った。小野は22勝5KO9敗3分、平井は10勝4KO5敗1分。

 アンダーカードの65キロ8回戦はOPBF・S・ライト級8位、日本同級9位のジラフ麒麟神田(千里馬神戸)がロングリーチを生かして、宮崎辰也(マナベ)の接近を阻み、連打を浴びせて5回負傷TKO勝ちした。神田は6連勝(4KO)をマークした。

◇日本ミニマム級王座決定10回戦
小野心(ワタナベ)[3-0(96-95、97-92、97-94)]平井亮輝(千里馬神戸)

◇S・フライ級8回戦
杦本健太(明石)[3-0(78-75、79-74×2)]住友将吾(RK蒲田)

◇65キロ8回戦
ジラフ麒麟神田(千里馬神戸)[TKO5回2分17秒]宮崎辰也(マナベ)


カテゴリー: News