月別アーカイブ: 2019年3月

5.4アメリカ 33歳の苦労人、船井龍一が世界初挑戦

 前日本王者でIBF・S・フライ級1位の船井龍一(ワタナベ)が20日、東京・五反田のジムで記者会見を開き、5月4日に米カリフォルニア州ストックトンのストックトン・アリーナでIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(比)に世界初挑戦すると発表した。  記者会見の冒頭「ついに来たかという感じ」と口にした船井はジム入門18年目、33歳でつかんだビッグチャンス。「アマ出身の若い子がすぐチャンピオンになる時代だけど、33歳でやるのが遅いとは思わない。いまがベストタイミング」とまずはようやく訪れた好機を歓迎。  海外はプライベートも含めて韓国に1度行っただけというが、「世界チャンピオンになることも、アメリカで試合をすることも夢だった。その夢が同時にかなうのが5月4日だと思っている」と声を弾ませた。  27歳のアンカハスは30勝20KO1敗2分のサウスポーで、これまで6度の防衛を成功させている。船井が「「カウンターが打てるし、アグレッシブに出れるし、駆け引きもすごい」と評価する実力者で、17年にトップランクと契約している。  実績からいって不利予想は否めないところだが、船井は「自分は一発があるし、まとめて倒すこともできる。チャンスを生かして倒しきるところを見せたい」と抱負を述べた。  33歳の船井は31勝22KO7敗の戦績が示すように、決して順風満帆のボクシング人生を歩んできたわけではない。アマチュアキャリアがほとんどなく、プロでは4回戦時代に3敗。タイトル挑戦も2度失敗した。  特に2012年5月のOPBFバンタム級王座戦、チャンピオンのロリー松下に9回TKO負けした試合は「1ラウンドで記憶が飛んで、8ラウンドまで何も覚えていない」という内容で9回TKO負け。眼窩底骨折まで患い「引退を考えた」いという。  それでも周囲のサポートに助けられ、17年3月に高校時代の同級生、中川健太(現三迫)との“親友対決”に勝利して日本王座を獲得。昨年11月、IBF挑戦者決定戦を制して今回の試合に駒を進めた。  昨年11月以降、サウスポー対策に取り組んできたたたき上げの船井は「必ず勝って世界チャンピオンになる」とやる気満々だ。  試合はトップランク社のイベントでセミを予定。メインはIBF世界L・ヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)がラディボエ・カライジッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と…

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ワイルダーはDAZNとの交渉決裂 ブラジール戦発表

 WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米)がドミニク・ブラジール(米)と9度目の防衛戦を行うことになった。試合は5月18日、ニューヨークのバークレイズセンターでゴングが鳴る。19日(日本時間20日)同会場でプレゼンテーションが開催された。  ワイルダーは昨年12月、元ヘビー級統一王者タイソン・ヒューリー(英)と激闘を展開し、ヒューリーとのダイレクトリマッチが待望された。しかし先月ヒューリーは米国のトップランク&ESPNと大型契約契約を交わし、ワイルダーとの再戦は見送りになった。  そこへ3冠統一王者アンソニー・ジョシュア(英)を擁するエディ・ハーン・プロモーター(マッチルーム・スポーツ)がアプローチ。ワイルダー側にストリーミング配信サービスDAZNとの契約、移籍を迫った。  先週DAZNのトップ、ジョン・スキッパー会長を交え、ワイルダー側のシェリー・フィンケル・マネジャー、アル・ヘイモン代理人がニューヨークで折衝。当初交渉はスムーズに運ぶかに思えたが、結局、決裂したことが判明した。  米国メディアによると、ワイルダー側はDAZNの提示した3試合で1億ドル(約110億円)のオファーを拒否したという。その内訳はドミニク戦が2000万ドル、ジョシュア戦が4000万ドル、勝敗にかかわらず再戦で4000万ドルだったという。  ワイルダーはこれまで通り、PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)+ショータイムとの契約を更新するかたちになった。これでヘビー級は3強がそれぞれ別のプロモーター+プラットフォーム(中継媒体)に分散する構図になった。ニューヨークのプレゼンでのコメントは以下の通り。 ワイルダー「私と対戦したいずれの男もキャンバスに転がった。5月18日も私はそれを継続する。デオンタイ・ワイルダーを負かしてリングから降りられる者はいない。私はヘビー級のキーを握っている。私ができることを実行できる選手はいない。今回、ファンがこれまで見たことがなかったことを彼らに披露したいと思っている」 ブラジール「バークレイズセンターで私は3度KO勝ちを収めているから試合が待ちきれない。バージル・ハンターとコンビを組み多くのことを学習している。試合にプレッシャーとアクションを持ち込みたい。この男がベルトを持っているとムカついてしょうがない。彼が倒れてファンが腰を浮かすシーンを提供…

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海外で強さ見せる! 来週は日本選手が続々遠征

 田中恒成vs田口良一の注目日本人対決が終わり、国内のボクシングシーンはこれでひと段落、と思いきや、3月下旬には興味深いタイトルマッチが目白押しだ。  目を引くのは海外遠征組が多数いるところ。3月の最終週だけで、男女合わせて7人のボクサーが海外のリングで地域王座戦、世界挑戦者決定戦に臨む。  25日のマニラでは、日本S・バンタム級9位の川島翔平(真正)がWBO2位にランクされるWBO・AP王者ファン・ミゲル・エロルデ(比)に挑戦。川島にとっては16年10月の元世界王者クリスチャン・ミハレス(メキシコ)戦以来のチャレンジマッチだ。  同じリングでは、2月に日本女子ミニマム級王者となった日向野がフライ級でWBO・AP王者に挑む。以下、開催されるタイトルマッチをまとめた。 ■3月25日(フィリピン・マニラ) WBOアジアパシフィック・S・バンタム級タイトルマッチ 王者・ファン・ミゲル・エロルデ(比)vs挑戦者・川島翔平(真正) WBO女子アジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ 王者・キャセイ・モートン(米)vs挑戦者・日向野知恵(スパイダー根本) ■3月27日(後楽園ホール) OPBF・S・フェザー級タイトルマッチ 王者・三代大訓(ワタナベ)vs挑戦者・渡邉卓也(青木)  28日の中国・北京は、元OPBFフェザー級王者の竹中良(三迫)がIBFシルクロード・トーナメント決勝戦。勝てば世界ランク入りが期待できるという一戦だ。  30日の中国・上海は元世界王者の木村翔(青木)が注目されているが、山内涼太(日本フライ級11位)と今野裕介(同S・ライト級2位)の角海老勢も忘れてはならない。  ともに世界ランカーが相手で、山内は「立場的に自分は噛ませ犬。いいのが当たったら必ず仕留めます」と意気込んでいる。 ■3月28日(中国・北京郊外) IBFシルクロード・チャンピオンズ・トーナメント・S・フェザー級決勝 竹中良(三迫)vsオムルベック・マラベコフ(キルギス) ■3月30日(中国・上海) WBAインターナショナル・フライ級王座決定戦 山内涼太(角海老宝石)vsウラン・トロハツ(中) WBAアジア・S・ライト級タイトルマッチ 王者・バイシャンボ・ナスイウラ(中)vs挑戦者・今野裕介(角海老宝石) OPBFシルバー・フライ級王座決定戦 木村翔(青木)vsウィチャー・プライカオ(タイ)…

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元2階級制覇王者フランプトンがトップランクと契約週末中南米で2挑戦者決定戦

■S・バンタム級とフェザー級で統一王者に就いた元2階級制覇のカール・フランプトン(英)が米国のトップランク社、ESPNと複数試合契約にサインした。 フランプトン(32)は昨年12月、IBFフェザー級王者ジョシュ・ウォーリントン(英)に挑戦して0-3判定負け。試合後、引退もほのめかしたが今後米国でキャリアを再スタートさせる。 WBAフェザー級“スーパー”王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)と以前1勝1敗のフランプトンだが、WBO同級王者オスカル・バルデス(メキシコ)をターゲットに据える。Photo/SUMIO YAMADA ■今週金曜日22日(日本時間23日)南米チリの首都サンティアゴ近郊サンフランシスコ・デ・モスタサルでWBA・S・フライ級挑戦者決定戦が行われる。カードはWBA2位ミゲル・ゴンサレス(チリ)vs同3位アンドリュー・マロニー(豪州)。 地元のゴンサレスはこれまで29勝6KO1敗。15年にロンドンでポール・バドラーに0-3判定負け後12連勝中。対する“ザ・モンスター”のニックネームを持つマロニーはこれまで18勝11KO無敗。WBCでも4位にランクされる。WBA王者はカリド・ヤファイ(英)。1位ノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)との指名試合を通達されている。 ■翌日23日(日本時間24日)メキシコシティでWBCフライ級挑戦者決定戦がセットさた。カードは同級1位アンドリュー・セルビー(英)vs同2位フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)。前IBFフェザー級王者リー・セルビーの実弟アンドリュー(30)は11勝6KO無敗。一方サンフェル・プロモーションが売り出すマルティネス(24)は13勝10KO1敗。 元王者エドガル・ソーサに判定勝ちの実績があり、その後元王者マルティン・テクアペトラ(ともにメキシコ)に4回TKO勝ちを含め7連続KO勝ちと好調。WBC王者チャーリー・エドワーズ(英)は同日、アンヘル・モレノ(スペイン)と初防衛戦を行う。

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田中恒成「すがすがしい気持ち」中京大卒業式に出席

ボクシングの世界3階級覇者のWBOフライ級王者田中恒成(23=畑中)が19日、名古屋市の名古屋国際会議場で行われた中京大卒業式に出席した。 中京高(現中京学院大中京高)3年時にプロデビュー、昨秋の経済学部卒業までボクシングと学業を両立し……

作新学院ボクシング監督を体罰やパワハラで懲戒処分

作新学院高(宇都宮市)は18日、強豪として知られるボクシング部の部員に対する体罰や暴言などのパワハラがあったとして、川島弘行監督(43)を出勤停止1年の懲戒処分とした。前監督だった父親(75)のコーチ職解任も決まった。 第三者を交えた同……

NYで勝利のコンラン、五輪因縁相手に再戦要求

 米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで現地時間17日、トップランクの主催イベントが行われた。メインのWBOインターコンチネンタル・フェザー級タイトルマッチは、王者マイケル・コンラン(アイルランド)がルーベン・ガルシア・エルナンデス(メキシコ)に10回判定勝ちを収めた。  ロンドン五輪銅メダリスト、2015年世界選手権覇者のコンランは、リオデジャネイロ五輪でロシア選手にまさかの初戦敗退。判定に対して猛烈な怒りを露にし、ロシアのプーチン大統領にまでかみついて話題を呼んだ。  今回のイベントには、そのときの対戦した因縁の相手、ウラジミール・ニキチン(ロシア)が前座6回戦に出場。コンランは試合後「オレたちはファンのためにもう一度戦わなければならいない」と発言。ニキチンも「コンラン戦はいつか実現するだろう。私たちは2人ともそれを望んでいる」と応じた。  17年3月にプロデビューしたコンランはフェザー級でWBA9位、WBO11位につけ、11勝6KOで無敗をキープ。昨年8月にプロ転向したニキチンは3連勝をマーク。ニキチンはもう少しプロの水に慣れたいところだ。  セミのウェルター級10回戦は、元WBA同級王者ルイス・コラーゾ(米)がWBA10位サムエル・バルガス(コロンビア)に2-1判定勝ちを収めた。Photo/SUMIO YAMADA

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田中vs田口TV視聴率 WBOフライ級日本人対決

 WBOフライ級タイトルマッチのテレビ視聴率が平均3.6%(関東地区)だったことが18日分かった。初防衛に成功した王者、田中恒成(畑中)の地元、名古屋地区では平均6.1%をマークした。関西地区は同3.8%。  試合はTBS系列で15日(土)午後4時~4時57分に全国生中継され、3階級制覇チャンピオンの田中が、挑戦者4位で元WBA・IBF世界L・フライ級統一王者の田口良一(ワタナベ)に大差判定勝ちを収めた。

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