月別アーカイブ: 2017年12月

田口良一がWBA・IBF統一、メリンドに3-0判定

 大みそか大田区総合体育館のメインイベント、L・フライ級2団体王座統一戦は、WBA王者の田口良一(ワタナベ)がIBF王者ミラン・メリンド(比)に3-0判定勝ち。ベルトを統一するとともにWBA王座の7度目の防衛に成功した。スコアは117-111×2、116-112。  統一戦という大舞台だからか、田口の立ち上がりは硬さが見られた。初回終盤、メリンドの左アッパーを食らうとダメージがあったのかバックステップを踏む。大勢に影響はなかったが、不安を感じさせる立ち上がりとなった。  小柄なメリンドはパンチの回転が速く、左のボディ、アッパーをダブルで打ち込むなどコンビネーションで攻めた。体格で勝る田口は上体を振りながら圧力をかけ、3回あたりからジャブの精度がアップ。徐々に調子を上げ、左ボディ、右ショートといった得意のパンチも出していった。  メリンドは回を追うごとに勢いがなくなり、パンチを出してもすぐにクリンチするシーンが増える。田口は8回、ジャブを立て続けに決めて、右を追加するとメリンドがズルズルと後退。さらに畳みかけ、会場が大きくわいた。  メリンドは9回に反撃に出たが、10回は田口が右ストレート、左ボディで攻勢。会場の大声援を受けて11、12回も前に出た田口に軍配が上がった。田口は27勝12KO2敗2分。メリンドは37勝13KO3敗。

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木村翔が初防衛、元王者の五十嵐俊幸に9回TKO勝ち

 大田区総合体育館のセミ、WBO世界フライ級タイトルマッチは、王者の木村翔(青木)が挑戦者1位の五十嵐俊幸(帝拳)に9回2分34秒TKO勝ち。初防衛に成功した。  7月に上海で中国のスター、ゾウ・シミン(中)を相手にアップセットを完遂した木村。対角コーナーには元WBC王者のサウスポー五十嵐が4年8か月ぶりの王座復帰をかけて立った。  五十嵐がアウトボクシング、木村がそれを追いかけるという予想通りの立ち上がり。五十嵐はジャブをつきながら、サイドに動き、木村は左右のフックを振り回していく。木村は空振りをしてもまったく迷いがなく、勢いを感じさせる。初回終盤、左フックが五十嵐の顔面をとらえた。  五十嵐はもっと徹底して動くかと思われたが、2回には早くも木村の攻撃をガードの上から浴び、3回にはパンチで左目上部をカット。木村は右のショートストレートが有効。コンビネーションにうまくストレート系を入れて、五十嵐を攻略していく。4回に入ると、五十嵐の動きがめっきり落ちてきた。  こうなると試合は完全に木村ペース。5回からはボディ攻撃もよく出るようになり、五十嵐はますます苦しい。ガードを上げて打ち合いに活路を見出そうとするがうまくいかず、状況を打開するすべが見つかれなかった。  優勢の木村は8回、左フックをカウンターで決め、五十嵐が大きく後退。五十嵐は9回、最後の力を振り絞って勝負に出ようとしたが勢いは出ず、逆に木村の右を食らってコーナーへ。木村がラッシュしたところで主審が五十嵐を救った。 「自分が試される試合だと思った」という29歳の木村(16勝9KO1敗2分)は快勝にも引き締まった表情。この試合に進退をかけていた33歳、五十嵐(23勝12KO3敗3分)は王座返り咲きならず。8回までのスコアは80-72、79-73×2でいずれも木村。

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京口紘人がIBFミニマム級V1 攻め続けて8回TKO

 大田区総合体育館のトリプル世界タイトルマッチのトップバッター、IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)は挑戦者3位カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア)に8回2分28秒TKO勝ち。初防衛に成功した。  パワーで上回る京口が初回から左フック、アッパーを上下に打ち込むボクシング。ブイトラゴもジャブ、左ボディで対抗したが、京口の圧力に押し込まれるまでに時間はかからなかった。  京口は2回、左のダブルを機能させ、左ボディでブイトラゴにダメージを与える。3回には挑戦者をロープに追い詰め、4回には右フックを連続してヒットした。  その後も京口ペースで試合が続き、左ボディ、右を決めて挑戦者を追い込んでいく。ところがブイトラゴは思いのほかタフ。下がりながらカウンターを狙い続け、攻め続ける京口のスタミナが心配になるような展開になっていった。  しかし、それでも攻撃の手を緩めなかった京口は8回、右を立て続けに決めて挑戦者をコーナーに追い込むと、連打したところで主審が割って入った。7回までのスコアはフルマークだった。  24歳の京口は9勝7KO無敗。「去年の大みそかは前座で、今年は世界チャンピオンとして試合ができてうれしい。来年はもっとビッグマッチをやりたい」と大きな声で悪観客にアピールした。26歳のブイトラゴは30勝17KO3敗1分1無効試合。 和氣慎吾が快勝、来年の世界再挑戦アピール ◇S・バンタム級8回戦 和氣慎吾(FLARE山上)[TKO3回1分40秒]アドゥンデット・サイトーンジム(タイ)  アドゥンデットはスタートからなかなか鋭い右を打ち込んでやる気を見せたが、地力の勝るIBF・S・バンタム級10位の和氣は冷静に対処した。  早くも2回、左でタイ人にダメージを与えて攻撃をピッチを上げると、ラウンド終盤にワンツーでダウンを奪った。3回に右ボディから左ボディをフォローして2度目のダウンを追加した和氣は、さらに左ボディで2度倒してフィニッシュした。  勝利の和氣は「大みそかにアンダーカードに出るのは複雑な思いもあるけど、来年の大みそかは世界タイトルマッチに出たい」と宣言した。戦績は24勝15KO5敗2分。 ◇51.0キロ8回戦 谷口将隆(ワタナベ)[TKO3回1分56秒]パティパーン・プラジュアブスック(タイ)  ジャブを軸に丁寧に試合を進めたサウスポーは3回にペースアップ。圧…

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井上尚弥「統一戦したい」 バンタム転向で決意表明

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が31日、横浜市内のジムで記者会見を開き、前夜の試合とバンタム級転向への思いを語った。  井上は30日の横浜文化体育館で、挑戦者6位ヨアン・ボワイヨ(仏)をまったく寄せ付けずに4回TKO勝ち。軽々と7度目の防衛に成功したものの、試合直後に笑顔は見せなかった。しかし、この日は「映像を見返して思ったよりも悪くなかった」とまずますといった表情だ。  初回にダウンを奪った左フックは「打ち終わりを狙って自然に出た」。2ラウンドが始まるにあたり「ちょっといろいろ試したいという気持ちの余裕が出た」というところで、父の井上真吾トレーナーから「立て直せ」と言われ、これでわずかなスキもなくなった。3回に強烈なボディで2度目のダウンを奪い、4回でフィニッシュした姿はあまりに圧倒的だった。  会見に同席した大橋秀行会長は「2017年はアメリカでも試合ができた。できれば昨日、統一戦をセットしたかったけど、それが心残り」と井上の17年を総括。それでも18年に向けて「バンタム級で3階級制覇、そして統一戦を考えていきたい」とプロモーターとしての意気込みを語った。  井上は「来年はバンタム級で再スタート。そこから統一戦だったり、見てくれる人たちがゾクゾクするような試合をしていきたい」とあらためて決意表明。「技術は変わらず、身体はしっかり作っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

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拳四朗「さらに有名に」V3戦は前王者ロペス有力

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)が2度目の防衛戦から一夜明けた31日、都内のホテルで父の寺地永会長と記者会見に臨んだ。  拳四朗はヒルベルト・ペドロサ(パナマ)に4回TKO勝ち。「インパクトのある勝利で知名度を上げたい」と常に口にしていただけに、3度目の世界タイトルマッチで初のKO勝ちはうれしい限り。「これでいい年越しができる」と傷ひとつない顔をほころばせた。  気になるV3戦の時期は未定ながら、寺地会長によれば、前王者ガニガン・ロペス(メキシコ)とのリマッチとなる見込み。5月の対戦では2-0(115-113×2、114-114)判定勝ちでスカッとした内容とはいかず、拳四朗は「パンチ力を上げて、横の動きがよくなれば」とロペス返り討ちの課題を挙げた。  寺地会長は前夜のパフォーマンスに満足しつつ、「さらに有名になって勝ちを上げてほしい」と拳四朗を激励。25歳の若き王者は「来年も全勝で防衛を続けます」と笑顔で宣言した。

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ロイ・ジョーンズが2月に引退試合

■ミドル級からヘビー級まで、クルーザー級を除く4階級を制した現役レジェンドの一人、ロイ・ジョーンズJr(米=写真)が2月8日、現役最後の試合をセットした。相手は未定。会場は故郷フロリダ州ペンサコーラのペンサコーラ・ベイ・センター。チケットは20ドルから70ドルとリーズナブルな価格。49歳のジョーンズは最近11試合で10勝1敗、3戦連続ストップ勝ちと好調。試合はクルーザー級10回戦が組まれるもよう。 ■昨年のおおみそか井岡一翔(井岡)に挑戦し、ダウンを奪いながら7回TKO負けに終わったスタンプ・キャットニワット(タイ=WBAフライ級10位)が28日、バンコクでマクレア・ガンディオネオ(比)に4回2分48秒KO勝ち。スタンプは3回にダウンを喫したものの4回、ボディ打ちで沈めた。井岡戦後4連勝で19勝7KO1敗。 ■WBOフェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ=米)と同S・バンタム級王者ジェシー・マグダレノ(米)が次回防衛戦に備えてメキシコ・グアダラハラでキャンプを行うことになった。両選手をサポートするフランク・エスピノサ・マネジャーが伝えた。両者は3月10日、米カーソンのスタブハブ・センターに登場する予定。グアダラハラは2人のトレーナー、マニー・ロブレスの故郷。開始は1月7日ないし10日を予定している。

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