月別アーカイブ: 2017年4月

ジョシュアvsクリチコ、10回までの採点はスプリット

 激戦の末にアンソニー・ジョシュア(英)がウラジミール・クリチコ(ウクライナ)を11回TKOに下したヘビー級ビッグマッチの10回までのスコアカードは、ジャッジ2人が96-93、95-93でジョシュア、1人が95-93でクリチコだった。  海外メディアが報じたパンチスタッツは、ジョシュアが355発中、107発ヒットで命中率は30%、クリチコが257発中、94発ヒットで命中率は37%で、競った内容だったことを示している。  敗れたクリチコは「今晩はベストな男が勝利したということ。今日のアンソニーは私よりもよかった。我々には再戦条項があり、私は今日何が起きたかを分析しなければならない」とコメントした。  ジョシュアはリング上から元3団体統一王者タイソン・ヒューリー(英)との対戦をアピールした。一方、リングサイドで試合を見守ったWBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)は「いまこそ統一戦のときだ。年末に試合をしよう」と対戦を呼び掛けた。  クリチコとの再戦、ヒューリーとの英国人ビッグマッチ、ワイルダーとの統一戦と、試合後に明らかになったオプションだけでもかなり魅力的だ。今回の試合を仕掛けたやり手プロモーター、エディー・ハーン氏の手腕に注目が集まる。Photo/SUMIO YAMADA

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あす日本M級“統一戦” 西田光が暫定王者の胡朋宏と

 日本ミドル級タイトルマッチの前日計量が30日、日本ボクシングコミッションで行われ、王者の西田光(川崎新田)が72.4キロ、暫定王者の胡朋宏(横浜光)がリミットの72.5キロで合格した。試合はあす5月1日「ホープフルファイトvol.25」のメインイベントで行われる。  西田(15勝7KO8敗1分)は昨年3月に柴田明雄を下して日本・OPBF王座を獲得。しかし、6月の初防衛戦でOPBF王座を失い、9月に予定されていた淵上誠(八王子中屋)との初防衛戦を自らのけがでキャンセル。これを受けて12月に暫定王座決定戦が行われ、胡が淵上を下して暫定王座に就いた。  およそ11か月ぶりの試合となる西田は、新たにジムOBの西禄朋トレーナーの指導を受けて攻撃力に磨きをかけた。西トレーナーは「一発のパンチがいままでなかったが、そこは装備してきた。打ち合って引けを取らないと思っている」と自信の表情だ。  苦労してチャンピオンになった西田だけに、初防衛はぜひとも成功させたいところ。「この試合に勝たなかったら自分でチャンピオンだと認められない。勝ってチャンピオンになる」と言葉に力を込めた。  一方、元日本王者の胡(17勝17KO4敗)は「一度獲っているのでベルトに対してそこまで思い入れはない」としながらも、「相手は打ち合いに強い。いつでも足を動かせるように、足が力まないように練習してきた」と細心の注意を払って調整を進めてきた。  ボクシングの幅を広げているとはいえ、主武器は何といってもパワフルな強打だ。胡は「重量級らしい迫力ある試合で、最後は打ち合って勝ちたい」と豪快な勝利を約束した。 ベトナム選手が日本でプロデビュー  また、セミではベトナムのグエン・ゴック・ハイがウェルター級4回戦で為田真生(REBOOT)を相手にプロデビューをはたす。川崎新田ジムは昨年からベトナムとの交流事業を始め、11月にはホーチミンでベトナムvs日本交流戦を開催した。  ベトナムにプロボクシングは存在せず、海外でプロのリングに上がっている選手が数名いる程度。アマチュアでベトナムチャンピオンになったというグエンの活躍が期待される。なお、新田会長によると、日本のリングに上がったベトナム人選手は過去にもいるという。

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ニエテス3階級制覇、キャンベル&クイッグ挑戦者

■フィリピンのセブ島で29日行われたIBF世界フライ級王座決定戦は、2階級制覇王者ドニー・ニエテス(比)がエクタワン・クルンテープトンブリ(タイ)に3-0判定勝ち。3階級制覇を達成した。スコアは117-111×2、115-113。WBOミニマム、WBO・L・フライに続くベルト獲得の34歳、ニエテスは40勝22KO1敗4分。世界初挑戦失敗のエクタワンは22勝15KO4敗。フライ級はWBA王者に井岡一翔(井岡)が君臨する。 ■ジョシュアvsクリチコのアンダーカードで行われたIBF世界フェザー級挑戦者決定戦は、元WBA世界S・バンタム級王者のスコット・クイッグ(英)が3-0(117-111×2、115-113)判定でビオレル・シミオン(ルーマニア)に勝利。同胞の王者リー・セルビーへの挑戦権を獲得した。 ■同じリングで行われたWBA世界ライト級挑戦者決定戦は、ロンドン五輪金メダリストの同級2位ルーク・キャンベル(英)が1位(暫定王者)ダーレイ・ぺレス(ベネズエラ)に7回1分28秒TKO勝ち。王者ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)への挑戦権を手にした。前日計量でぺレスが失格。キャンベルが勝利すれば挑戦権を得られるルールだった。同じくロンドン金の女子ケイティー・テイラー(アイルランド)は7回TKOでデビューから5連勝(3KO)をマークした。。

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ダウン応酬の激戦! ジョシュアが劇的11回TKO勝ち

 WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチが29日(日本時間30日)、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、IBF王者アンソニー・ジョシュア(英)が元統一王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)に11回TKO勝ち。劇的な勝利でスターへの階段をまたひとつ駆け上がった。  27歳の無敗王者ジョシュアと、41歳の大ベテラン、元統一王者クリチコの“新旧対決”はスタジアムに9万人の大観衆を集めてゴング。ともに身長2メートル弱という大型選手だが、スタートはクリチコのジャブが効果的。ともにクリーンヒットは少ないが、クリチコが予想以上に仕上げてきた印象。クリチコは4回、右ストレートを決めた。  試合が大きく動いたのは5回だった。流れを変えようとジョシュアが一気にペースアップすると、左フックがクリチコの炸裂。さらに追撃するとクリチコがキャンバスに崩れ落ちた。立ち上がったクリチコに対し、ジョシュアはフィニッシュを狙うかと思われたが、打ちつかれた様子で、逆にクリチコの反撃を許す。ラウンド後半はクリチコのパンチを浴びて、ジョシュアがフラフラしてしまった。  そして6回、今度はクリチコのワンツーが火を噴き、ジョシュアがキャンバスに沈んだ。何とか立ち上がったジョシュアは、クリンチも使って何とかこのピンチをしのぐ。クリチコはここでKOできなかったものの、流れは完全に元王者に傾いた印象。ジョシュアは7、8回は回復を心掛け、9回から攻めようとしたが、クリチコの長いリーチに阻まれ、攻撃の糸口を見つけることができない。  いよいよ苦しくなったジョシュアは11回にスパートをかけた。一度はクリチコがこれをフットワークでさばいたかに見えたが、ジョシュアの右アッパーがヒット。グラリとゆれたクリチコが追撃を食らってキャンバスに落下した。  ゆっくりと起き上がったクリチコに対し、ジョシュアは再び右アッパーで顔を跳ね上げ、今度は左フックでなぎ倒した。クリチコは気丈に立ち上がったが、最後はジョシュアがロープ際にクリチコを押し込み、連打したところでレフェリー・ストップ。勝った瞬間、ジョシュアの「やっと終わった」という表情が印象的だった。  苦しみながら劇的な勝利でIBF王座3度目の防衛、そして空位のWBA王座に就いたジョシュアは「タイソン・ヒューリー、ヒューリーとやりたい! みんな見たいだろ…

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ジョシュア、クリチコ、計量結果、報酬は1200万ユーロ!

 現地時間2017年4月29日、英国ロンドンにあるウェンブリー・スタジアムで行われるWBA、IBF、IBO世界ヘビー級王座統一戦、同級IBF…

セルバニアがWBOアジア王者、ハリケーン風太TKO敗

 29日午後金沢市の石川県産業展示館2号館で行われたWBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦は、WBO世界S・バンタム級4位のゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)が、フィリピン・フェザー級10位のラルフ・ジョン・ルルに2回2分40秒TKO勝ちし、新チャンピオンになった。  日本のリングでは珍しいフィリピンの同胞対決となったが、カシミジムの輸入選手セルバニアが格の違いを見せつけて新たなベルトをゲットした。  初回から、左にかぶせるような速い右を打ち込んで優位に立ち、2回に入ると踏み込み鋭い右ストレートを顔面に打ち込んでルルをダウン。立ち上がったところをしばらく連打で追い回すと、福地主審が早々とストップをかけた。  不敗の29連勝12KOで空位の王座についたセルバニア(25歳)は、(倒したのは右だが)「左がよかった」ことを勝因にあげた。そして「世界チャンピオン、がんばる」とホームタウンのフアンに向かって片言の日本語で約束した。樫見直幸カシミジム会長によると、すぐ世界は無理でも、OPBF王座を狙う話、中国での試合などいくつか計画があるということだ。  なお、セミのライト級8回戦に出場した地元のスター、日本同級12位のハリケーン風太(カシミ)は、5回にアーニー・サンチェス(フィリピン)の右強打を浴びて2度痛烈なダウンを喫しTKO負けとなった。

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好川菜々が7回負傷判定負け、WBO女子F級王座陥落

 WBO世界女子フライ級タイトルマッチ10回戦は29日、大阪府堺市のビッグアイ国際障害者交流センターで行われ、王者の好川菜々(38=堺東ミツキ)は挑戦者1位モンセラット・アラルコン(23=メキシコ)に7回4秒負傷判定負け。昨年10月の王座決定戦で獲得したタイトルの初防衛に失敗した。スコアは70-62、69-63、68-64。  身長で12センチ上回る好川はジャブを突き、距離を取って戦おうとしたが、挑戦者がこれを許さなかった。初回、アラルコンが接近して右のオーバーハンドを打ち下ろすと、これがアゴにクリーンヒット。好川はいきなりダウンを喫する厳しいスタートを強いられた。  その後、好川は何とか立て直そうとするが、アラルコンのプレスが強く、思うようなボクシングができない。4回にも右フックをもらい、2度目のダウンを喫した。  好川がペースをつかめないまま迎えた6回、偶然のバッティングでアラルコンが左目尻を大きくカット。7回開始と同時にドクターチェックが入り、試合続行不可能と判断された。  試合後、新王者をたたえた好川は「落ち着いて試合に臨めましたが、相手の勢いに負けてしまった。6回に相手の目が切れて、ここから鬼になろうと思っていたけど、試合が終わってしまった」とコメント。戦績は8勝4KO2敗。今後についてはスタッフと相談するという。  これまでミニマム級を主戦場とし、世界初挑戦でベルト獲得のアラルコンは「(1ラウンドに奪ったダウンは)手ごたえがあった。背の高い相手なので、中に入って打ち込むことを考えて、それがうまく決まった」と満面の笑みだった。戦績は10勝(1KO)4敗2分。 ◇フェザー級8回戦 河村真吾(堺東ミツキ)[KO1回2分25秒]チベット・カンガンディー(タイ) ◇59.5キロ8回戦 脇田将士(堺東ミツキ)[KO5回1分51秒]岡島広和(ロマンサジャパン) ◇S・バンタム級8回戦 入口裕貴(エスペランサ)[3-0(78-74、80-74、79-75)]此村勇(堺東ミツキ)

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山下賢哉が具志堅ジム移籍、土屋修平が6.30再起戦

■日本フライ級11位の山下賢哉が4月22日付けで古口ジムから白井・具志堅スポーツジムに移籍。山下は5月16日に後楽園ホールで開催される初代日本ユース王座決定トーナメント準決勝(S・フライ級)で岩井尚斗(森岡)と対戦する。5月20日、WBC世界フライ級タイトルに挑戦する同門の比嘉大吾らとスパーリング中。 ■3月に王座陥落した前日本ライト級王者で現5位の土屋修平(角海老宝石)が6月30日、後楽園ホールの「SLUGFEST~角海老ボクシング~」で再起戦。水藤翔太(とよはし)とのライト級8回戦に臨む。メインは日本ウェルター級暫定王座決定戦、坂本大輔(角海老宝石)vs川崎真琴(RK蒲田)。同じリングには前日本S・ライト級王者でWBO7位の岡田博喜(角海老宝石)も出場予定。 ■日本L・フライ級3位の板垣幸司(広島三栄)が5月28日、広島市のNTTクレドホールで開催される「2017 SANEI FIGHT PROBOXING」のメインに出場。OPBF同級10位ロリー・スマルポン(比)と50.0キロ契約8回戦を行う。板垣は2月、地元で堀川謙一(三迫)とのWBOアジアパシフィック王座決定戦に敗れて以来のリング。

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WBA、ジョシュア、クリチコの勝者に対し選択防衛戦を特別承認

 WBA(世界ボクシング協会)は、現地時間2017年4月29日英国で行われるWBA・IBF・IBO世界ヘビー級王座統一戦、アンソニー・ジョシ…