現役最年長の41歳、野中悠樹がミドル級王座に挑戦

 元日本、OPBF・S・ウェルター級王者の野中悠樹(井岡弘樹)が41歳の誕生日の10日、OPBFミドル級、WBOアジアパシフック同級王者、細川チャーリー忍(34=金子)に来年2月24日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で挑戦すると発表した。  野中は昨年10月、オーストラリアでWBOオリエンタルS・ウェルター級王者、デニス・ホーガン(豪)に判定負け。今年4月には、IBF同級2位決定戦でも井上岳志(ワールドS)に判定で敗れた。  8月にタイ人選手との再起戦に勝利していたものの、年齢的に現役引退をささやかれていたが一転、階級を上げてチャンピオンロードを歩むことになった。 「バカボンのパパと同い年になりました」と野中は赤塚不二夫の漫画「天才バカボン」のパパが41歳になぞらえて軽口をたたいた後、「井岡弘樹会長、桂伸二トレーナー、後援者のおかげで試合にこぎつけることができました。年齢から疲れやすい、痛むところはあるが、まだボクシングの技術は伸びると思っているし、このタイトルマッチが終着駅ではありません」とあくまでも世界を目指す固い意志を示した。  対戦相手の細川は父がナイジェリア人で母が日本人。今年9月に秋山泰幸(ワタナベ)にTKO勝ちして2冠王者に就き、これが初防衛戦となる。  野中は「ミドル級は減量苦がないし、筋力がパワーアップできる。細川選手はフィジカル面が強く、手足が長く、身体能力が高い。でも、好きで続けているボクシングだし、現役最年長として、これからの3カ月は対策をしっかり練っていきます」と決意を語った。“中年の星”野中の新たな挑戦から目が離せない。

野中悠樹「まだやれる」41歳誕生日に王座挑戦

元日本スーパーウエルター級王者で国内現役最年長の野中悠樹(井岡弘樹)が41歳の誕生日の10日、大阪市内の同ジムで会見し、東洋太平洋&WBOアジア太平洋ミドル級王座挑戦を発表した。来年2月24日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で王者細川……

尾川堅一の資格停止終了「いつでも試合できる状態」

 日本ボクシングコミッションは10日、昨年12月のIBF世界S・フェザー級決定戦後にドーピング違反が発覚し、1年間のライセンス停止処分となった尾川堅一(帝拳)の停止期間が10日に終了したと発表した。  この日、ジムでトレーニングをした尾川は「こうして晴れて復帰できることをうれしく思います。この時間で成長した部分、反省した部分をこれから示していきたいと思います」と現在の心境を語った。  尾川は昨年12月9日の王座決定戦でテビン・ファーマー(米)に判定勝ちして王座を獲得。年が明けてから、この試合4日前のドーピング検査で違反薬物が検出されたことが明らかになった。  その後の調査をへて、ネバダ州コミッションは試合をノーコンテストとし、6ヵ月の資格停止処分を決定。王座獲得の事実は消滅した。JBCはこれとは別に試合から1年間の資格停止処分を下した。  ドーピング違反発覚後、尾川は謹慎し、ネバダ州の処分が明けるまでの期間は、自宅や近所の公園など限られた場所で練習を重ねた。  ボクシングの練習を半年間できなかったが、6月以降は「実践練習も重ねてきて、先日も浜田代表からパンチのキレは衰えていない、という言葉をもらって安心した部分はあります。いまはいつでも試合ができる状態をつくっていますし、体重も絞れています」とコメント。カムバックに向けてしっかり準備を進めている。  復帰戦は確定していないが、遅くとも来春までには組まれる見通し。尾川は「(お世話になった人たちに)恩返しじゃないけどもう一度っていう気持ちです。自分の中でも世界チャンピオンにならないと意味がない。そしてラスベガスの舞台にももう一度上がりたい、あの風景は絶対にもう一度みたいです」と言葉に力を込めた。

世界戦でドーピング違反の尾川堅一が活動可能に

日本ボクシングコミッションは10日、世界戦でのドーピング違反によりプロボクサーライセンス1年間停止処分となった尾川堅一(帝拳)の停止期間が終了し、10日から活動可能となったと発表した。 尾川は昨年12月9日の国際ボクシング連盟(IBF)……

ベトナム初のOPBF戦 古橋岳也がシルバー王座戴冠

■ベトナムのホーチミン市で9日、日越ボクシングフェスティバル「サムライファイト2」が行われ、メインのOPBFシルバーS・バンタム級王座決定戦は、日本同級11位の古橋岳也(川崎新田)がスンペット・サイトーンジム(タイ)に3回TKO勝ちで王座を獲得した。 ベトナムでOPBFのタイトル戦が行われるのは今回が初めて。イベントではべトナム王者を決めるOPBFナショナルS・ライト級王座決定戦も行われた。=写真提供:川崎新田ジム 沖縄うるま市の興行 メインは体重超過で中止 ■平仲ボクシングスクール主催の「URUMA BOXING FESTA 2018」が9日、沖縄県うるま市の石川多目的ドームで開かれ、女子バンタム級10回戦で、OPBF女子同級王者の平安山裕子(平仲BS)がシャルシリ・ローンムアン(タイ)に3-0判定勝ちを収めた。 メインで予定されていた64.5キロ契約8回戦は、昨年の全日本新人王で日本S・ライト級5位につけるマーカス・スミス(平仲BS)が前日に計量失格。ネルソン・ティナンパイ(比)との試合は中止となった。Photo/Koji Yamada

ジラフ麒麟神田が初回TKO勝ち 超濃密2分42秒!

「PEGASUS SUPER FIGHT.57」が9日、神戸芸術センターで行われ、計量が8日行われ、メインの65.0kg契約8回戦は、日本S・ライト級7位のジラフ麒麟神田(千里馬神戸)が松坂拓哉(石神井S)に1回2分42秒TKO勝ちした。  ランカー撃破を狙う松坂は、アゴを引いて長身の神田のインサイドに入ろうとしたが、神田は長いリーチを生かしてジャブで距離をとった。  開始55秒に、神田が右ストレートをボディ、さらに顔面に続けて叩き込むと松坂がダウン。立ち上がった松坂に神田が襲い掛かると、今度は松坂の右フックが決まり、神田が大きくのけ反ってダウンするというエキサイティングな展開となった。 初回からダウン応酬の大乱打戦  千載一遇のチャンスを迎え、松坂は一気に勝負に出たが、次は神田の右ストレートがヒットし、松坂が前のめりに崩れ落ちた。  松坂はカウント8で試合続行に応じ、ここから両者は大乱打戦を展開。どちらが勝つのかまったくわからなくなったが、最後は神田が右の打ち下ろし、松坂がまたも前のめりに倒れると、主審が試合をストップした。  戦績を14勝8KO2敗とした神田は「なんで自分が倒れているんだと思った。きょうの際を反省して、来年はタイトルマッチをやいたい」とコメント。惜しい試合を落とした松坂は8勝7KO8敗。=写真提供:清水博マッチメーカー

中谷正義が風太を4回TKO OPBFライト級V11大森将平は快勝で完全復活アピール

 OPBFライト級タイトルマッチ12回戦は9日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、チャンピオンの中谷正義(井岡)が同級3位、ハリケーン風太(カシミ)を4回TKOで下し、11度目の防衛を果たし、18勝11KOと無敗を保った。  セミのS・バンタム級8回戦は、世界挑戦経験がある大森将平(ウォズ)と元OPBFバンタム級王者、山本隆寛(井岡)が激突する好カード。大森が左ストレートを好打して3回TKO勝ちした。  アンダーカードの53キロ8回戦は、ともに世界挑戦経験のあるWBA世界S・フライ級7位の石田匠(井岡)とOPBFバンタム級8位ワルリト・パレナス(森岡)が対戦、2回に右ストレートで2度ダウンを奪った石田が終始優勢を保って判定勝ちした。 ◇OPBFライト級タイトルマッチ12回戦 中谷正義(井岡)[TKO4回1分43秒]ハリケーン風太(カシミ)  IBF5位、WBC8位と世界に接近している中谷に対し、風太はラフファイト気味に頭から飛び込んできたが、中谷はジャブを多用、サイドステップで突進を阻んだ。  風太はスイッチも駆使してペースをかき乱そうとするが、中谷は冷静にさばいた。2回に中谷のストレートを受けたハリケーンは左まぶたをカット、さらに3回にも被弾して右まぶたもカットして出血した。  4回も風太は乱打戦に持ち込もうとするも、中谷はジャブ、ボディブローで対抗。するとハリケーンの出血がひどくなり、ドクターチェックをへて試合がストップした。  中谷は「冷静でいられた。ラフファイトでこられたが、怒ってもいい結果にはならないし」と大人の対応で11度目の防衛を飾り、来年の世界挑戦実現へ弾みをつけた。 ◇S・バンタム級8回戦 大森将平(ウォズ)[TKO3回2分48秒]山本隆寛(井岡)  再度世界を目指す大森が完全復活を印象付けた。山本がじわじわ接近を図るが、スピードのある右ジャブを突き、ステップも軽快。右フックを合わせるタイミングも決まっており、山本は接近してパンチを放つことができない展開。  山本は大森ペースを打開しようと3回に右フックで出ようとしたところに大森の左ストレートカウンターがヒット。山本のひざがゆらぎ、このチャンスを大森は見逃さず、一気にラッシュ。山本も抵抗したが、主審が試合を止めた。やや早いストップともみられたが、カウンターの被弾のダメージが大きかった…

ドグボエまさかの陥落 ナバレッテ殊勲の王座奪取

 ロマチェンコvsペドラサのライト級統一戦のセミ格で行われたWBO世界S・バンタム級タイトルマッチは、挑戦者2位エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)に12回3-0判定勝ち。世界初挑戦でベルトを巻いた。ドグボエは2度目の防衛に失敗した。    長期王座が予想されたドグボーだが、意外なもろさを露呈した。出だし好調な様子をうかがわせたドグボエに2回からナバレッテが体格差をフルに生かしてチャージ。この圧力に対抗しきれずドグボーは連続してラウンドを失う。    ドグボエは7、8回、連打で追い込みスコアを振り出しに戻したが、メキシカンは9回に息を吹き返し、ワイルドなパンチを繰り出し再びリード。両目が腫れた王者は終盤、劣勢を余儀なくされる。  勢いに乗ったナバレッテはそのまま押し込み、ドグボエはクリンチに逃れるシーンが続出。116-112×2、115-113のスコアで王者交代となった。ナバレッテは26勝22KO1敗。初黒星のドグボーは20勝14KO1敗。 Photos/SUMIO YAMADA ■S・バンタム級世界王者 WBA ダニエル・ローマン(米=V3) WBC レイ・バルガス(メキシコ=V3) WBC暫定 亀田和毅(協栄) IBF TJ・ドヘニー(豪) WBO エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)

ロマチェンコがライト級2冠、2度倒してペドラサ撃退

 ニューヨークのMSGルル・シアターで8日(日本時間9日)ゴングが鳴った世界ライト級統一タイトルマッチは、WBAスーパー王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がWBO王者ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に12回3-0判定勝ち。同級で2本目のベルトを獲得した。  初回、タイミングのいい左フックを決めたロマチェンコに身長、リーチで勝るペドラサは2回、右を返して挽回。その後左右スイッチを繰り返し拮抗した攻防に持ち込む。  だがプレスを強めたロマチェンコが徐々に“ハイテク”ぶりを発揮。左右連打に交えて目を見張るような芸術的な左強打をコネクトしてリードを広げる。  それでも会場のプエルトリコ人ファンの声援を受けて抵抗するペドラサだったが、11回ロマチェンコは怒涛のラッシュを敢行。左アッパーなどを食らったペドラサはついにダウン。追撃で2度目のダウンを喫したWBO王者は終了ゴングに救われる。  最終回、ロマチェンコのチャージを脚を使って凌いだペドラサだが、公式スコアは119-107、117-109×2と大差でウクライナ人が支持された。9試合ぶりの判定勝利となったロマチェンコは12勝9KO1敗。善戦のペドラサは25勝12KO2敗。Photos/SUMIO YAMADA

石田匠、強豪に判定勝ち 夢は井岡一翔との統一戦

世界主要3団体でスーパーフライ級世界ランク上位にいる石田匠(27=井岡)が強豪を3-0判定で退けた。戦績は27勝(15KO)1敗となった。 「いやあパンチむっちゃ強かったです。今までで1番かな。でも、焦らずできた。ああいう選手とやれて光……