亀田和毅陣営が謝罪 世界戦後のリング乱入で

 16日後楽園ホールで行われたIBF世界S・バンタム級タイトルマッチの終了後、同級3位の亀田和毅(協栄)がリングインして新チャンピオンになったTJ・ドヘニー(アイルランド)に対戦をアピールした問題で、協栄ジムが20日、日本ボクシングコミッション(JBC)に対して事情を説明、現場に迷惑をかけたことを謝罪した。  16日の世界タイトルマッチでは、挑戦者のドヘニーが王者の岩佐亮佑(セレス)に判定勝ちして新チャンピオンに輝いた。試合直後、ドヘニー陣営が喜びに沸く中、亀田はリングインして対戦をアピールしたが、アイルランド勢に追い返された。  JBCによると、協栄ジムの島聡マネジャーが20日、JBCを訪れ、亀田がプロモーターの許可なく無断でリングに上がったこと、それがトロフィー授与前のタイミングであったことなどを謝罪。JBCは今回の騒動を「問題行為ではあるが、重大なルール違反ではない」と見ており、今のところ処分を下す際に開く倫理委員会の開催は予定していない。  元WBOバンタム級王者の亀田はS・バンタム級で2階級制覇を目指している。現在のランキングはWBA2位、WBC2位、IBF3位、WBO9位。いずれも上位にランクされているが、15年9月以降、3年近く世界タイトルマッチから遠ざかっており、焦りと苛立ちが今回の行動につながったとみられる。

GGG-カネロ前座にロマゴン、ムンギア、レミュー

 ラスベガスのT-モバイルアリーナで9月15日挙行されるミドル級頂上決戦、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の再戦のアンダーカードが正式に決定。20日(日本時間21日)メインプロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズから通達された。

 セミ格ではWBO・S・ウェルター級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)がブランドン・クック(カナダ)と防衛戦。5月に戴冠、7月にV1戦、2ヵ月弱でV2戦のムンギアは戦…

シングルマザー吉田実代 2冠目のOPBF王座獲得

 女子選手オンリーのイベント「Victriva(ビクトリーヴァ)」が20日、後楽園ホールで開催され、メインのOPBF女子バンタム級王座決定8回戦は、同級1位の吉田実代(EBISU K’s BOX)が同2位のグレエル・テパズ(比)に5回1分39秒負傷判定勝ち。吉田は日本王座に続く2本目のベルト獲得となった。  シングルマザーを公言する吉田が日本から東洋太平洋にステップアップ。スタートはデパズの上下に打ち分ける右に手を焼いたが、3回にペースアップすると吉田の馬力が勝り、デパズがペースダウンしていった。4回終了時の採点は38-38、39-37で吉田リードした。  迎えた5回、吉田がデパズをコーナーに押し込んだところでバッティングが発生。吉田が頭部をカットし、ドクターチェックをへて一発でストップとなった。最終スコアは48-47、49-46×2で吉田に軍配が上がった。  戦績を10勝1敗とした吉田は「これからというとろだったのに残念。これではまだ世界とは言えない」。それでも加山会長は「チャンスがあれば海外でもどこでも行く」と世界挑戦に前向きだった。次戦は9月30日、故郷の鹿児島でリングに上がることが決まっている。デパズは5勝2KO4敗。 ◇女子アトム級タイトルマッチ6回戦 鈴木菜々江(シュウ)[3-0(58-56×2、59-55)]荒瀬あかり(ヨシヤマ)  葉月さなとの王座決定戦を制した鈴木の初防衛戦。スタートは荒瀬の積極的な攻めを受けてしまったが、中盤から前に出て左ボディ打ちで優位に立つ。荒瀬も闘志旺盛だったが、もみ合い、押し合いの多い泥臭い試合を鈴木が押し切った。鈴木は7勝1KO2敗1分。同じリングでデビュー戦に勝利したばかりの松田恵理がリングに上がり鈴木への挑戦をアピールした。荒瀬は6勝1KO5敗。 ◇日本バンタム級挑戦者決定6回戦 若狭与志枝(花形)[2-1(58-56、59-57、56-58)]奥田朋子(堺東ミツキ)  前半はリーチに勝る奥田がフットワークとカウンターで若狭の強打を封じたが、後半は若狭が前に出て圧力をかけ、押し気味に試合を進めた。ジャッジが割れたように、見方によって評価の分かれる試合だった。若狭は6勝2KO無敗。奥田は4勝2敗1分。 ◇アトム級6回戦 松田恵理(TEAM10COUNT)[3-0(58-57、58-56&…

木村翔が会見「一発あたれば」田中恒成撃破に決意

 WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)が20日、東京・白金の八芳園で記者会見を開き、指名挑戦者の田中恒成(畑中)を迎えて行う3度目の防衛戦に向けて決意表明した。試合は9月24日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナでゴングとなる。  挑戦者の地元で行われる3度目の防衛戦は、既に田中が単独で記者会見を開いて発表済み。試合の模様は田中を追いかける名古屋のCBCが生中継し、田中が世界最速タイ記録となる12戦目での3階級制覇をアピールするなど、この日本人対決はすべて挑戦者ペースという異例の形で進行している。  これに対し、青木ジムの有吉将之会長は「田中選手の最短記録が言われていますが、チャンピオンは木村で、主役も木村で、勝つのも木村だと思っている。記者会見にも呼ばれたが、こちらがチャンピオンなので出向く必要はないと思った」と話し、あくまでチャンピオンの立場を強調した。 木村「遊べなかった怒りを田中選手にぶつける」  一方、厳しい環境に慣れっこの木村は「(中国・上海でタイトルを獲得した)ゾウのときは1万5000人のアウェイで勝っている。今回の会場は3000人規模と聞いているのでそこは問題ない」と涼しい顔で言ってのけた。  さらに試合のスパンが2カ月弱と厳しい調整を強いられることについては「疲労は抜けている。ただ試合が終わって遊べなかったので、この怒りを田中選手にぶつけたい」とコメントし、集まった報道陣を笑わせる余裕を見せた。  挑戦者の田中は高校時代から有名選手で、持ち前のスピードを武器に日本最速記録で世界王者となり、プロで2階級制覇を達成するなどエリート街道を歩む。木村も「今までで一番手ごわい」と実力を認める田中に勝つためには、有吉会長が指摘した木村のセールスポイント「メンタル、スタミナ、耐久力」をさらに磨くしかない。  26日から行う2週間のタイ合宿はまさにそれが目的だ。合宿中はジム近くの古ぼけたホテルに有吉会長と寝泊まりし、日中は連日蒸し暑いジムでスパーリングに明け暮れる。ロードワークはムエタイの選手とトラックの荷台に相乗りし、陸上トラックまで出かけて走る。まるで高校生のような合宿が木村を心身ともに鍛えるのだろう。  試合の中身を問われた木村は「僕は前に出ていくしかないし、スタイルを貫かないと勝てない。一発が当たればいい流れになると思う。必ずKOで防衛したい」…

木村翔が田中恒成とV3戦「スター街道を上る」

 WBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)が20日、都内でV3戦を発表した。  9月24日に名古屋・武田テバオーシャンアリーナで、同級1位田中恒成(23=畑中)との指名試合で日本人対決。指名期限のために、7月に中国でV2から2カ月足ら……

ネバダ州殿堂式典 モズリー、レイラ・アリら出席

 米ネバダ州ボクシング殿堂の授賞式が18日夜(日本時間19日)ラスベガスのシーザースパレスで開催された。今年殿堂入りした元選手、関係者は計14人。以前はネバダ州居住者と他の地域という分け方がされていたが、今回は元選手+関係者と物故者に区分けされた。

 前者はシェーン・モズリー(3階級制覇王者)、クリス・バード(ヘビー級王者)、レイラ・アリ(女子S・ミドル級王者)、ケビン・ケリー(フェザー級王者)、アーニー・シェーバース(ヘビー級コンテンダー)、ジェリー・ロス(ジャッジ…

元王者クアドラスが再起 バンタム級で2階級制覇へ

■元WBC・S・フライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)が18日、同国ロスモチスでリカルド・ヌネス(パナマ)に7回負傷判定勝ち。フアン・フランシスコ・エストラーダ、マックウィリアムズ・アローヨとの2連敗から脱出した。

試合がストップされた時点のスコアは68-63×2、69-63でメキシコ人がリードしていた。ヘッドバットでマブタをカットしたクアドラスにドクターストップがかかった。空位のWBCインターナショナル・バンタム級王座を獲得したクアドラスは今後同級…

大竹秀典が渡米 ドグボエの統一戦プラン粉砕なるか

 WBO世界S・バンタム級タイトルマッチに出場する前OPBF同級王者の大竹秀典(金子)が19日、羽田空港発の便でアメリカに旅立った。王者アイザック・ドグボー(ガーナ)との一戦は25日(日本時間26日)、米テキサス州クレンデールのヒラリバー・アリーナでゴングとなる。  大竹は14年11月、英国でのWBA王座挑戦に続く海外での世界挑戦。海外は慣れたものと思いきや、今回はアメリカとあって勝手が違う様子だ。記者会見やインタビューなどの行事に加え、アリゾナ州の規定で37歳以上の選手に課せられる体力測定を含めたメディカルチェックもあり、現地入り後は「あまり暇はなさそう」(大竹)とのことだ。  アメリカで初めての試合であり、計量後の日本食や現地でボクシングジムが使えるかどうかなど、いくらか不安を残しての出発となるが、日本でやれることはすべてやった。「しっかり仕事をしてきたい」という言葉は大竹らしい。  練習以外でも、トランクスは勤務先の横浜ビールを意識した特注品を用意した。くすんだゴールドを基調に腰の部分は泡の白。ビールと泡の割合はおいしく飲めると言われる“黄金比率”7対3にこだわった。  試合前の予想は、23歳で勢いのある無敗チャンピオンが優勢と言われる。既にドグボーが岩佐亮佑(セレス)から王座を奪ったIBF同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と統一戦をするという報道も現地では流れている。これを耳にした37歳の大ベテランは「そんなことはさせない」と断言。リングの上でみんなを黙らせる決意だ。

横浜ビール料理人の大竹が王座奪取へひと泡吹かせる

 ボクシングWBO世界スーパーバンタム級6位大竹秀典(37=金子)が19日、日本男子最年長の世界王座奪取へ向けて渡米した。  25日に米アリゾナ州グランデールで、同級王者アイザック・ドグボエ(23=ガーナ)に挑戦する。14年に英リバプー……