チャオズ箕輪 あすメキシコで女子世界挑戦

 メキシコであす17日(日本時間18日)ゴングとなるWBC女子世界フライ級タイトルマッチの前日計量が同地で行われ、王者イベス・サモラ(メキシコ)と挑戦者のチャオズ箕輪(ワタナベ)がともにリミットの50.8キロで合格した。  全日本選手権7連覇の実績を持つ元トップアマの箕輪(6勝5KO1敗)は、3月のWBO・L・フライ級王座決定戦で天海ツナミ(山木)に敗れて以来の世界タイトルマッチ。敵地で王座獲得を狙う。  サモラ(29勝12KO6敗)は13年のWBC・L・フライ級王座決定戦でのちのIBF同級王者、柴田直子に勝利して同王座を8度防衛。王座陥落後の今年5月、WBCフライ級王座決定戦を制し、今回が初防衛戦となる。  メインには16年9月に長谷川穂積にWBC・S・バンタム級王座を奪われたウーゴ・ルイス(メキシコ)が登場。今年8月、2年ぶりに復帰したルイスは同胞のヘスス・ガルシアと12回戦を行う。Photo/PROMOCIONES DEL PUEBLO

久田哲也が世界アピール 日本L・フライ級盤石のV5

 日本L・フライ級タイトルマッチ10回戦は16日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、チャンピオンの久田哲也(34=ハラダ)が5回に左フックでダウンを奪うなど終始優位をキープ、同級10位の戸谷彰宏(23=蟹江)を3-0の判定で下し、5度目の防衛を果たした。  WBA2位、WBC、WBO、IBFでそれぞれ3位にランクされる久田は安定王者らしく落ち着いて戦った。立ち上がりフットワークを生かしてサークリングを図る戸谷の動きをじっくり見て、ジャブを突いた。1回終了寸前に右フックのクロスを放ってぐらつかせ、早々に主導権を握った。  しかし、この後はプレスをかけていくが、戸谷の動きが素早くヒットできない展開が続いた。5回、大振りの左フックが戸谷のテンプルをとらえてダウンを奪ったが、ここは深いダメージを与えるまでには至らなかった。5回を終えた公開採点で、久田は2~4ポイントのリードを奪った。  後半は久田の一方的な試合運びになったものの、アウトボクシングに徹した戸谷をとらえ切れず判定に持ち込まれた。快心のKO防衛はならなかったものの、久田は「来年は世界に必ず挑戦します」とリング上で応援のファンにあいさつした。  戸谷は蟹江ジムからは初のタイトル挑戦。フットワークは終始軽快だったが、久田の圧力に押され、狙ったショートの右カウンターを決めることができなかった。 ◇日本L・フライ級タイトルマッチ10回戦 久田哲也(ハラダ)[3-0(97-92×2、98-92)]戸谷彰宏(蟹江) ◇フライ級8回戦 浅海勝太(ハラダ)[3-0(77-75、78-76×2)]イ・ヒョンジュン(韓国) ◇ライト級8回戦 高橋祐貴(ハラダ)[3-0(79-73、80-73×2)]チョ・ファンヨン(韓国)

フッカーvsサウセド あすWBO・S・ライト級戦

 明日16日(日本時間17日)米オクラホマ州オクラホマシティのチェサピーク・エネジー・アリーナでゴングとなるWBO世界S・ライト級タイトルマッチの計量が15日行われ、王者モーリス・フッカー(米)がリミットの140ポンド(63.50キロ)、挑戦者1位アレックス・サウセド(メキシコ=米)が139.4ポンド(63.23キロ)を計測。無事に明日の試合に臨む。  初防衛戦となるフッカーは6月、敵地マンチェスターで前WBOライト級王者テリー・フラナガン(英)との決定戦に勝ってベルト獲得。余勢を買ってWBSS出場が内定したが、指名試合を優先した。  7月に戴冠の喜びが過ぎたのか、地元ダラスで飲酒運転などで逮捕されており、防衛に成功して汚名を返上したいところだ。  一方メキシコ出身でオクラホマで育ったサウセドは地元リング。6月、同アリーナで行ったレニー・ザッパビクニャ(豪)戦で年間最高試合級の激闘を演じ名前を売った。  トップランク社期待のサウセドが前回に続き地元でハッスルするか見どころ。ちなみに挑戦者にはゲンナジー・ゴロフキンのアベル・サンチェス・トレーナーがチーフセコンドに陣取る。  セミ格ではエギディウス・カバラウスカス(リトアニア=NABFウェルター級王者)とロベルト・アリアサ(ニカラグア=WBO同級インターコンチネンタル王者)が10回戦。両地域タイトルとWBOウェルター級の挑戦権が争われる。カバラウスカスは146.6ポンド(66.50キロ)、アリアサは146.8ポンド(66.59キロ)でリミット147ポンドをクリア。 和氣、小國と戦った元王者グスマンが復帰戦  また前座カードに懐かしい名前が。日本で和氣慎吾、小國以載と対戦した元IBF・S・バンタム級王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)が小國戦から約2年ぶりに再起。ロベルト・カスタネダ(メキシコ)とS・バンタム級10回戦を行う。Photos by Mikey Williams / Top Rank

ヒューリー陣営に名参謀ローチ・トレーナーが援軍

 WBCヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米)に挑戦するタイソン・ヒューリー(英)に心強い援軍が加わった。試合地ロサンゼルス郊外ビッグベアで調整していたヒューリーが先日ハリウッドのワイルドカードジムで特訓。ジムの主フレディ・ローチ氏(写真)に試合でコーナーワークを依頼。リーチ氏が承諾しカットマン、アシスタントセコンドとしてヒューリーチームに加わる。

 すでにヒューリーとミット打ちなどを行っているローチ氏は「私はヒューリーを気に入っている。彼は何事にもポシティブで今回…

アマ全日本選手権初日 五輪選手の森坂ら順当勝ち

 アマチュアボクシングで最も権威あるタイトルの争奪戦がスタート。第88回全日本ボクシング選手権大会は15日から茨城県城里町の県立水戸桜ノ牧高校常北校体育館で競技が始まった。98名の選手がL・フライ級からL・ヘビー級まで8階級の王座を争う。  15日は37試合の予選1回戦が行われた。この大会4連覇中の坪井智也(自衛隊体育学校)は今年からフライ級に上げ、この日の初戦では小川達也(駒澤大)に5-0判定勝ち。この階級のディフェンディング・チャンピオン、馬場龍成(東洋大)も伊藤龍(大阪商業大)を無難に制して判定勝ちしている。  リオ五輪代表の森坂嵐(東京農業大)は畠山翔(自衛隊体育学校)に2回にカウントを聞かせ5-0判定勝ち。激戦区のこの階級は木村蓮太朗(東洋大)、藤田健児(自衛隊体育学校)らも順当に勝っている。  ウェルター級では高校6冠を飾り日本連盟推薦で高校生として唯一出場の宇佐美正パトリック(興国高校)が出場。原田直樹(東洋大)と接戦を展開したが、結果は僅差の0-5判定負けだった。  トーナメントは連日11時から開始され、18日に決勝戦が行われる(入場無料)。また、決勝の模様は18日午前11時からNHK・BS-1で生中継され、井上尚弥(大橋)がゲスト出演する。プロの世界王者がアマの大会のテレビ中継に登場するのは異例。

上位世界ランカーの久田、あす戸谷と日本王座V5戦

 日本L・フライ級タイトルマッチの計量が15日、JBC関西事務局で行われ、チャンピオンの久田哲也(ハラダ)と挑戦者10位の戸谷彰宏(蟹江)がともに48.8キロをマークし、リミットの48.9キロをクリアした。試合はあす16日、エディオンアリーナ大阪第2競技場でゴングとなる。  主要4団体すべてで世界3位以内にランクされている久田(32勝19KO9敗2分)はこれが5度目の防衛戦。六島ジムのWBOアジアパシフィック・フライ級王者、坂本真宏らと「充実したスパー」を積んできたと万全の様子だ。  計量後は「クレバーなボクサー」と戸谷を評価しながらも、「前半から自分のペースで進めて、チャンスがあれば前半で終わらせる」と3試合ぶりのKO勝利をイメージした。  一方、久田よりも11歳若い23歳、16年全日本新人王の戸谷(8勝1KO4敗)は「タイトルマッチが決まってからは最高に充実した日を過ごしてきた。明日、日本チャンピオンになる!」と初の日本タイトルマッチを前にやる気満々だった。写真 清水博マッチメーカー

谷口がWBO・AP王者に 日本SB決定戦は中川vs田村

■IBFミニマム級5位にランクされる谷口将隆(ワタナベ=写真)が13日、タイのバンコクでWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦に臨み、ジョエル・リノ(比)に3-0判定勝ちで新チャンピオンになった。スコアは119-109×2、116-112。

龍谷大出身のホープ谷口は昨年4月の日本王座決定戦、同11月のOPBFタイトルマッチともに微妙な判定で敗れており、うれしい戴冠劇。戦績は11勝7KO2敗。リノは10勝3KO1敗1分。

■前王者の和氣慎…

ビート12月号あす発売 井上尚弥&拓真が目印!

 ボクシング・ビート12月号があす15日、全国の書店にて発売となります。今月は兄弟でバンタム級王座独占を狙う井上尚弥&拓真がズドーンと表紙を飾っています。尚弥が語る“これから”、拓真との兄弟王者にかける思いは、カラーページでのインタビューでがっつり紹介しています。  巻頭カラーは村田諒太。ラスベガスで王座陥落の無念を詳細にレポートしました。4団体すべてに新王者が誕生し、混とんとするミドル級戦線と合わせてお届けします。  インタビュー特集では9月に激戦を演じた田中恒成と木村翔にスポットをあてました。2人があの試合で何を考え、何を得て、これからどんな道を歩んでいくのか。じっくり聞いてみました。  井上尚弥の70秒KO劇の余韻がいまだ続く中、グラフ特集「初回KO名勝負」を特別企画しました。いつの時代も胸躍るのが初回KO劇。みなさんはいったいどんな初回KOを思い出すことでしょう。  そのほか、メイウェザーの参戦が発表され、すぐに本人が否定するなど揺れに揺れる年末興行の特集、東京五輪のボクシング除外問題でゆれるアマチュア事情の解説など、読み応えのある記事を用意しました。今月もボクシング・ビートをぜひお楽しみください。 ボクシング・ビート編集部一同 ~ボクシング・ビート12月号 主な内容~ ■特報…村田、ラスベガスで陥落 ■インタビュー…井上尚弥が語る「自分があと2試合、拓真があと1試合勝てば…」/激闘その後、田中恒成「俺、ちょっと強くなれた」、木村翔「ベルトがないと裸で歩いているよう」 ■展望…WBCヘビー級戦、ヒューリー何をしでかす? ワイルダー有利もオッズ接近 ■特集…グラフ特集「初回KO名勝負」/年末世界戦情報、メイウェザーに振り回される/さらば“一歩”のようなチャンピオン山中竜也/アマ復帰OK、高山勝成に待ち受けるこれから ■連載…浜田剛史の世界トップ選手ウォッチ「ホセ・カルロス・ラミレス」/きっかけのエピソード井上岳志/Eye of beat 矢田良太&奥本貴之/チャンピオンの殿堂「キッド・ギャビラン」/石井一太郎の会長日記 ほか ■アマチュア…東京五輪でボクシングの除外はない!/国体 宇佐美が高校6冠 =ご購入先…

スペンスvsマイキー 3.16テキサスでビッグマッチ

 13日(日本時間14日)発表された地上波テレビFOXとPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)の提携スケジュールでビッグマッチが締結した。以前から話題となっていたIBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr(米)とWBC世界ライト級王者マイキー・ガルシア(米)の一戦が内定した。  期日は3月16日、場所はスペンスの地元テキサス州で、会場はアメリカンフットボール、ダラス・カウボーイズの本拠地AT&Tスタジアムが有力。FOXがPPV放映する。  この対決はガルシアがロバート・イースター(米)との統一戦に勝ちライト級王座を統一した直後から具体化。S・ライト級王座まで獲得したガルシアだが、ウェルター級では体格差が大きく、交渉の進展が注目されていた。今のところキャッチウエートなどの条件はないもようで、ガルシアは5階級目のベルト獲得を狙う。  ガルシアは先月イースター戦で吸収したIBF王座を返上。スペンスは3度目の防衛戦。7月にロサンゼルスで行われたガルシアvsイースター戦を観戦していた。

ウェルター級王者サーマン 1月に約2年ぶり復帰戦

 PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)が13日、地上波FOXで放送される2019年上半期のスケジュールを発表。1月26日ニューヨーク、バークレイズ・センターで予定されるイベントにWBA世界S・ウェルター級“スーパー”王者キース・サーマン(米)が出場する。長いブランク明けとなるサーマンはホセシート・ロペス(米)と防衛戦を行う。  サーマン(29)は昨年3月、当時のWBC王者ダニー・ガルシア(米)に判定勝ちで統一王座に就いた一戦で右ヒジを負傷。手術後、今度は左拳を痛めリングから遠ざかっていた。  サーマンは今年4月WBC王座を返上し、9月にショーン・ポーター(米)がガルシアを下して王者となった。WBA“レギュラー”王者はマニー・パッキャオ(フィリピン)。 ■ウェルター級世界王者 WBAスーパー キース・サーマン(米) WBA マニー・パッキャオ(比) WBC ショーン・ポーター(米) IBF エロール・スペンスJr(米) WBO テレンス・クロフォード(米)  ロペス(34)は最新ランキングでWBAウェルター級7位。サウル“カネロ”アルバレス、マルコス・マイダナ、アンドレ・ベルトにはストップ負けしたが、ビクトル・オルティスをストップ。ベルト戦後3連勝している。  PBCとFOXの新たな提携は12月22日行われるジャモール&ジャメールのチャーロ兄弟の防衛戦が第1弾。1月26日の後、2月16日には、WBA世界フェザー級“スーパー”王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)がミゲル・フローレス(米)と防衛戦。場所はロサンゼルスが有力。その後は3月9日、4月20日にセットされている。