11月の月間MVPは有川稔男、敢闘賞に黒田雅之

 東日本ボクシング協会月間賞選考委員会は12日、11月の月間三賞を発表した。最優秀選手賞には日本ウェルター級チャンピオンの有川稔男(川島)が選ばれた。  有川は11月7日、自身がけがをしている間に暫定王座を獲得した坂本大輔(角海老宝石)との王座統一戦に臨み5回TKO勝ち。2度目の防衛に成功した試合が評価された。有川は14年4月に坂本と対戦し、1回KO負けを喫していた。  敢闘賞は日本フライ級王者の黒田雅之(川崎新田)が選ばれた。黒田は10日のV2戦で挑戦者6位の松山真虎(ワタナベ)を寄せ付けず、7回TKO勝ちを収めた。  新鋭賞は日本ミドル級2位の竹迫司登(ワールドS)。竹迫は4日の日本ミドル級最強挑戦者決定戦で、同級1位の福本祥馬(角海老宝石)に初回TKO勝ち。強打を爆発させ、王者西田光(川崎新田)への挑戦権を手にした。  表彰式は来年2月8日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」で行われる予定。

チケットプレゼント 12.19角海老SLUGFEST

 12月19日後楽園ホールで開催される「SLUGFEST」のチケットを5組10名さまにプレゼントいたします(角海老宝石ジム提供)。  メインイベントに登場するのはS・ライト級でWBC11位、WBO9位にランクされ、世界挑戦を虎視眈々と狙う岡田博喜(角海老宝石)。空位のWBOアジアパシフィック同級王座をかけ、同級1位ジェイソン・パガラ(比)と拳を交えます。  パガラは40勝25KO2敗1分とキャリア豊富なベテラン選手。世界ランキングはWBO同級8位にランクされている強豪です。一方、日本タイトルを6度防衛して返上した岡田は16勝11KO無敗で、国内では敵なしといった状況。岡田が実力者相手にしっかり勝利し、世界に近づけるかどうか注目の一戦です。  セミには角海老期待の新人、東京農大出身の山内涼太がプロ2戦目でOPBF・L・フライ級8位のレスター・アブタン(比)と対戦します。  ほかにも、日本S・ライト級5位の今野裕介(角海老宝石)と日本ウェルター級8位の丸木和也(天熊丸木)による8回戦が組まれたほか、日本S・バンタム級4位の中川勇太、日本ユース・バンタム級王者の武田航ら角海老ジム期待の若手実力者が出場。豪華なラインアップとなっています。  観戦ご希望の方は郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号をご記入の上、下記の宛て先までメールでご応募ください。締め切りは14日(木)までとさせていただきます。たくさんのご応募お待ちしております! 宛て先 beat_macc@yahoo.co.jp

田中恒成がWBCフライ級4位に、サリド引退表明

■WBO世界L・フライ級王座を返上した田中恒成(畑中)が最新WBCランキングでフライ級の4位にランクされた。同級チャンピオンは比嘉大吾(白井・具志堅)。月間MVPにはS・バンタム級王座の2度目の防衛に成功したレイ・バルガス(メキシコ)。次点は福原辰弥(本田フィットネス)を退けてV8達成、49連勝をマークしたミニマム級王者のワンヘン・ミナヨーティン(タイ)だった。 ■9日の試合でミゲール・ローマン(メキシコ)に9回TKO負けした元2階級制覇王者のオルランド・サリド(37=メキシコ)が引退を表明。IBFフェザー級、WBOフェザー級、WBO・S・フェザー級王座を獲得し、生涯戦績は44勝31KO14敗4分。負けも多かったが、そのタフネスぶりでファンを沸かせた。14年に体重超過ながら現2階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に黒星をつけた。 ■元IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(英)が来年3月3日、英シェフィールドでWBC・S・ウェルター級7位のセルゲイ・ラブチェンコ(ベラルーシ)と対戦。ブルックは昨年9月に2階級アップしてミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)にストップ負け。今年5月のIBFウェルター級戦でエロール・スペンスJr(米)にも敗れて連敗中。S・ウェルター級で再起する。

尾川堅一が凱旋帰国「次もラスベガスがいい!」

 ラスベガスでテビン・ファーマー(米)に判定勝ちし、IBF世界S・フェザー級新チャンピオンとなった尾川堅一(帝拳)が12日早朝着の便で帰国。羽田空港で待ち構えたメディアの取材に応じ、あらためて世界奪取の感激を語った。  赤のIBFベルトとともに凱旋した尾川はカメラ撮影に応じると真っ先に長野ハル・マネジャーのもとへ駆け寄り、うれしそうにベルトを見せて王座奪取を報告。現地オリジナルプログラムに第1号の世界チャンピオンサイン「IBF世界スーパー・フェザー級チャンピオン尾川堅一#1」をいれてプレゼントした。IBFチャンピオンは名門帝拳から初めての誕生となるのだ。  ファーマー戦では、判定が告げられた瞬間はすぐさま理解できなかったという。「向こうでは(堅一を)“ケニチ”と発音されるので。“オガワ”と聞いてアッと思いました」と笑わせた新チャンプ。「その時は『世界チ ャンピオンだ!』というよりも、試合で勝ったうれしさでしたね。ベルトを見た時に『獲ったんだ』と実感しました」(尾川)  試合そのものは「倒したかったですけどね」とやはり強打者らしいコメントで振り返った。現地での反応は上々で、試合会場や、翌日のラスベガス郊外のレストラン、空港、機内でもサイン、写真、握手をアメリカ人に求められたそうだ。  今後戦ってみたい相手に、同じリングに出場したフランシスコ・バルガスやミゲール・ローマン、そしてWBC王者ミゲール・ベルチェルトのメキシカンをあげた。今回が初めての海外遠征であったにもかかわらず、「本田(明彦)会長には『次もラスベガスがいいです』と伝えた」(尾川)というから、よほど水に合っていた!? 「来年はもっと強くなって、ノックアウトします」という尾川。世界チャンピオンとして迎える2018年を本人も楽しみにしている様子だった。

船井龍一が2回TKOでV2、久高が日本王座挑戦権獲得

 日本S・フライ級タイトルマッチが11日、後楽園ホールの「DANGAN203」で行われ、王者の船井龍一が挑戦者15位の川口勝太(堺東ミツキ)に2回3分9秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。セミで行われた日本同級挑戦者決定戦は引き分けに終わったが、日本2位の久高寛之(仲里)がジャッジ3人が優勢点を得て挑戦権を獲得した。  IBF10位、WBAとWBOで13位につける船井はいつも通りワンツー主体のボクシング。しかし、初回はジャブ、右ストレートを打ち込む川口がやや積極性で上回った印象だった。偶然のバッティングで川口は左目上部から出血した。  船井はやや受けに回ったようにも見えたが、2回終盤、右カウンターを決めると川口のヒザがガクリと崩れる。船井が追撃し、右を打ち下ろすと川口がキャンバスにダイブ。立ち上がろうとしてフラついたところでストップとなった。  船井は29勝10KO7敗。「チャンピオンとして年を越せてうれしい。(久高は)気持ちも強く、一発もある選手だと思うので、年内に練習を始めてがんばりたい」と抱負を語った。元WBOアジアパシフィック同級暫定王者の川口は21勝9KO9敗1分。 ◇日本S・フライ級王座挑戦者決定8回戦 久高寛之(仲里)[負傷引き分け3回2分13秒]翁長吾央(大橋)  37歳のベテラン、日本1位の翁長とこちらも43戦のキャリアを誇る32歳の久高が日本王座挑戦をかけて激突した。右を狙う久高と左を狙うサウスポーの翁長。初回に翁長が頭部をカットし、2回に翁長が左目上部、久高が頭部をカットするという立ち上がり。  3回に翁長が左を打ち込み、久高がボディブローを決めて試合が温まってくるかに思えた矢先、みたびバッティングが発生。翁長の頭部の傷が広がり試合終了となった。優勢点で挑戦権獲得の久高は25勝11KO17敗2分。翁長は28勝19KO3敗4分。 ◇53.0キロ8回戦 粉川拓也(宮田)[3-0(77-76、77-75、78-74)]藤本直人(新日本木村)  前日本フライ級王者の粉川が黒田雅之(川崎新田)に王座を奪われた6月以来のリング。現在もIBF同級3位にランクされる前王者は初回、藤本の右をいきなり食らうスタート。動きが重く、その後も藤本の右をちょくちょくもらって調子が上がらない。  粉川は5回、自らの尻を叩くようにピッチを上げ、持ち前の手数の多いスタイルで、…